夫の闘病・嫁の言葉で気づいた事

夫の闘病・嫁の言葉で気づいた事

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嫁の葉で気づいた事

正直、私は夫の突然の変貌に驚き、そのことにとらわれ自分のことで精いっぱいだった。子供たちに心配をかけっぱなしで、その後の対処を忘れていたのだ。

 

子供たちを他人と思わず、自分と同じ考えでいると決めつけてしまっていた。そのことが間違いであることを嫁さんが教えてくれた。

 

子供たちは、私と違い医療従事者でもない。精神病に関する知識は全く持っていなかったのだ。また近くにそのような症状を呈する友人などもい無かったのだ。

 

子供たちは私の何倍も不安に感じ、何倍も父親である夫のことを心配していたのだ。私には見せない息子たちの様子を嫁さんは教えてくれた。

 

パニックになるほどに心配してくれていたのに、そのことを何も考えなかった愚かな私だった。夫の面会を終えて、夫の穏やかな症状について、早速ありのままを息子たちに電話で知らせた。

 

息子たちの安心したような声を聴くと、電話の向こうの彼らの表情が見えるようだった。申し訳なくて恥ずかしいくらいだ。教えてくれた嫁さんに感謝しなければならない。

彼女たちにも息子たちと同じくらいに心配をかけてしまっていた。

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