疾病の理解・熱傷、火傷、やけど

疾病の理解・熱傷、火傷、やけど

スポンサーリンク

疾病の理解・熱傷、火傷、やけど

定義

高温による皮膚の細胞の障害。ポットの湯、みそ汁、ふろの湯などで受傷することが多い。電気アンカやカイロなどが、長時間皮膚に触れていると低温熱傷を生じる

症状

表皮熱傷(1度熱傷):紅斑と浮腫、ヒリヒリした痛みがある。数日で治癒する

真皮熱傷(2度熱傷):紅斑と浮腫、水疱形成、びらん、潰瘍。痛みが強い。数週間で治癒する。瘢痕が残る場合もある

皮下熱傷(3度熱傷):皮膚は壊死し黒色になる。疼痛は感じない。治癒には時間がかかり皮膚移植など専門的治療が必要な場合もある

全身熱傷:体表面積の10%以上に熱傷を負った場合、ショック状態になることがあるので、血圧や意識状態などにも注意が必要である。手のひらの大きさが体表面積の約1%であるので参考にするとよい

治療

・ 熱傷の受傷部では様々な反応が起こり傷を悪化させている。この反応をできるだけ抑えるためには受傷直後に流水や氷嚢などで30分以上かけて冷却する

・ 潰瘍になった場合は、褥瘡処置を参考にする。水泡はつぶしてはいけない。傷口を水で洗い清潔に保つなどの感染予防の治療を行う

・ 海洋の治療は医師から処方された外用薬を用いるか、開放性湿潤療法(ラップ療法)などの海洋治療を行う

・ 感染を起こしている場合は、抗生剤の前進投与が必要になる場合もある。疼痛が強い場合は鎮痛剤を用いる。受傷範囲が広い場合には点滴などの全身治療が必要になる

ケア上のポイント

・ まずは受傷部の冷却が最優先である。着衣を脱がすのが難しい場合ははさみで着衣を切り裂いてでも受傷部を冷却する

・ 可能であれば数時間かけて冷却するとより効果的である

・ 感染を防ぐためには受傷部だけでなく周囲の皮膚も清潔に保つ必要がある。痛みが強くなければ入浴してもよい

・ 高齢者は厚着になり、体の動きが鈍くなっているため、受傷しやすい傾向がある。高齢者の暮らす環境や炊事や仏壇の管理などの生活にも気配りが必要である

 

 

参考資料:高齢者ケアガイドブック

タイトルとURLをコピーしました