うつ病の看護診断・健康維持の変調

うつ病の看護診断・健康維持の変調

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看護診断:うつ状態に関連した健康維持の変調

看護目標

セルフケアと日常生活動作の行動に対して患者が責任を持つことを援助し、鬱病の種々の治療について患者と介護者に指導する

徴候と症状

ひどく緩慢な動作。日常生活の決まり切ったことができず個人的衛生を徹底できない。食欲不振と体重減少

看護介入

① 患者の栄養状態を評価するために、次のような質問をする

「この24時間に何を食べましたか?」

「誰があなたの食事の用意をいつもしますか?」

「誰があなたの食事のために買い物をしますか?」

② 栄養不良、不衛生、便秘、疲労感などの患者の二次的な身体的問題を評価する

③ 患者にできるような日常の習慣を確立する

④ 患者をカウンセリングに生かせるか、認知式グループ療法を実行する

⑤ 個人療法、グループ療法、家族療法のどれが実行可能な方法かを患者と話し合う

⑥ 患者を適切な援助サービス、たとえば訪問健康管理補助員などに依頼する

⑦ 患者が家庭で孤独感や不安感などを感じているかどうか明らかにする。患者の安全性や安全確保に必要なものを確認し、その必要性に合った方法を患者に指導する。たとえば、精神衛生の専門家に合わせたり電話回線による援助や自宅訪問などである

⑧ 医師の指示で三環系抗うつ薬を投与する

⑨ 患者と介護者に抗うつ薬の効果が現れるには4~6週間が必要であることを知らせる

⑩ 薬の副作用を評価する。たとえば嗜眠、頻脈、視野のブレ、口の渇き、排尿困難など。

⑪ 睡眠障害、食欲障害、心身障害などの交感神経症状を評価する。もし何かの徴候が見られたならば電気ショック療法の可能性について医師と相談する。拒食症や著しい自殺念慮などの生命を脅かす症状を持つ患者に対しても、電気ショック療法を考慮する

 

 

理論的根拠

① この評価によって看護師は患者が援助を必要としている分野を確認することができる

② このような評価によって、うつ病による生理学的影響を認識でき治療することができる

③ 建設的な計画は患者がうつ病にではなく、他のことに集中できるように導く。計画された仕事をやり遂げることは患者が自己尊重を強化する助けになる

④ 心理療法は高齢患者が個人間の資質を確認し、その後の生活における異なった状況に適応するための対処技術を確認するのを援助する。認知式グループ療法は抑うつ、孤立、孤独を防ぐ。精神療法の共感的で誠実で温かく矛盾がなく受容的なやり方は、良い結果を生むことになる

⑤ 治療は患者の機能的能力を最大限にするために、精神力を集中させる

⑥ 訪問健康管理補助員は、患者が自分自身で日常生活活動を再び始めることができるようになるまで、患者の日常生活動作を援助する

⑦ どこで援助を得られるかを患者が確認する手助けをすることは、患者の支援システムを強化することになる

⑧ 三環系抗うつ薬はシナプスまえでのセロトニンやノルアドレナリンの再吸収を選択的にブロックし、環境操作や精神療法に対して反応しないうつ病の治療に使われる

⑨ 睡眠障害のような個々の症状は、薬に素早く反応するにもかかわらず、最大の治療効果が現れるのは数週間の治療が必要である

⑩ 投薬の際には効果を最大にし、副作用を最小に食い止められるよう注意深く調整することが必要である。多くの副作用は2,3日投与しているうちに減少していくが、患者の何人かは投与量を減らすか、薬を変えるか、投薬を変更する必要がある

⑪ 電気ショック療法は重症の患者、三環系抗うつ薬を投与できない患者、三環系抗うつ薬に反応しない患者に対する良い治療法である

患者目標

・ うつ病のための治療の効果が出るまで、身体的必要にあったほかの人の援助を得ることができる

・ 開始された治療の理由を理解することができる

 

 

参考資料:看護診断に基づく看護ケアプラン

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