裂孔ヘルニアの看護診断・知識不足
看護診断:病気と症状の管理に関連した知識不足
看護目標
症状を起こす病気と要因について患者に教える
徴候と症状
状態に関する知識の不足を言葉に表す、胃食道流と疼痛の頻回な症状発現、患者の食事の選択や患者の食事拒否などによる介護者のフラストレーション、食後の疼痛と不快感、食事拒否
看護介入
① 患者と介護者の裂孔ヘルニアの症状と治療に関する知識などを評価する
② 裂孔ヘルニアは長期の薬物療法か手術が必要な慢性疾患であることを、患者と介護者に説明する
③ 食道炎、出血を伴う食道びらん、誤嚥、食道狭窄などの潜在的合併症の兆候と症状を認識するよう患者と介護者に指導する
④ 話し合う機会を持ち、必要な時に適切なフイードバックをする
理論的根拠
① そのような評価は看護介入のための基礎データとして役立つ
② もし患者と介護者が病気を十分に理解しているなら、治療を確実に受けるようにする
③ 合併症を早期に認めれば迅速な治療を確実にする。それにより深刻な健康上の問題を防ぐことができる
④ このような話し合いは病状に対する患者の理解度を評価できる。また話し合いがどのように効果があるかを評価するのに役立つ
患者目標
・ 病状と潜在的合併症の基本的理解について自身で説明することができる
・ 介護者とともに潜在的合併症を減らす手段を確認することができる
参考資料:看護診断に基づく高齢者看護ケアプラン