高血圧の看護診断・体液量の過剰
看護診断:減塩食を守らないことに関連した体液量の過剰
看護目標
水分の過負荷を避け、適切な体重に戻し、維持させる
徴候と症状
仙骨浮腫、末梢性浮腫、眼窩周囲浮腫、肺水腫、息切れ、動作時呼吸困難、咳嗽
看護介入
① 浮腫を調べ体重をはかる。正確な測定値を得るために毎日、同時刻に同じ体重計で測る
② 患者の1日に摂取する食事の内容を調べる
③ 患者に塩分制限職に従うように指導する
・ もし必要なら介護者や家族の援助を得る
・ 介護者や家族の人たちには、患者の食事を調理するときや食事の時に食塩を加えないこと
・ ランチミート、ソーセージ、ポテトチップス、ファーストフードなど塩分の多い食物を避けることを話す
・ そして塩分がどの程度含まれているかを知るため、食品や市販薬のラベルの読み方を説明する
理論的根拠
① 浮腫や着実な体重増加は細胞内水分貯留を反映する
② 食事調査により患者の食事から除かなければならない高塩分含有食品を識別できる
③ 加齢とともに舌の味蕾が減少して味覚が弱くなっているのを埋め合わせるため、食塩を使いすぎる傾向にある。
患者と家族にほとんどの缶詰や加工食品、そして市販薬のいくつかは塩分を多く含んでいることを教える
患者目標
完全に塩分制限色を守れる。浮腫をなくし理想体重の2,5キログラム増以内にまで体重を減らせることで証明される
参考資料:看護診断に基づく高齢者看護ケアプラン