夫の闘病・夫の症状に一喜一憂
夫の症状に一喜一憂
面会に行くたびに夫の症状は変わっている。その度に一喜一憂して疲れてしまう私。
眠れた次の日は笑顔もありさわやかな表情をしている。そんな時は「退院をしてもきっと大丈夫だ、うまく行く」と思い、私の気持ちまで明るくなる。
しかし眠れなかった次の日は「今日はもう死んでもいいと思う、もうどうでもいい」などと言い食欲まで無くしている。
今日は、カットしたスイカを少し持って行ったのだが一口食べて返された。大好きなスイカなのに、甘すぎるという。
採血の検査結果で、血液内の糖の値が少し高かったのだ。間食を控えるように注意されていた夫にとっては、スイカを拒否したことは正しい選択だったかもしれない。
眠れなかった次の日は、疲れているのか頭が割れそうだなと訴えも多い。歩行速度も遅い。
面会を終えて病院から帰る途中の私は、笑顔もなく無表情だ。そのことを今日シミジミ思った。
入院中でも、夫と居る時の私は笑顔でいることが多い。夫を慰めようとしているのか、それとも自然に笑顔になるのか。きっと夫のそばに居るから笑顔になるのだと思う。
しかし退院した夫が、いつも精神的症状を訴えた場合、私がいつも笑顔でいることが出来るかというと自信がない。
きっと夫の言動に一喜一憂し疲れてしまい、表情も疲れたものになるだろう。
元気になって退院するしかないよ、父さん!