食事介助のポイント(臥床患者の場合)

食事介助のポイント(臥床患者の場合)

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食事介助のポイント

臥床時の場合のポイント

① 食事前の利用者の意識状態の観察

・食事準備時、要介護者に声かけし意識状態を確認する。反応が鈍いときは看護師に報告する。意識がしっかりと覚醒していない状態で食事介助を行うと、誤嚥のリスクが高くなる

② 体位

・ 30度は、重力を利用して食物をのどに送り込みやすい角度

・ 60度は座位に近く、地震で食事摂取可能な場合の角度

・ 円背の要介護者の場合、仰臥位としギャッジアップは20度程度とする。方から首を支える枕を使用し安定させるとよい

・ 片麻痺がある要介護者の場合、健側を下にした経度側臥位にし麻痺側を枕を使用して安定させる(身体が麻痺側に傾きやすいため)顔も健側を向くようにする

・ ギャッジアップ後は必ず背起こしを行う。お尻のずれや引っ張りが解除され、苦痛の除去、褥瘡予防となる

③ 首の角度

・ 誤嚥予防のため嚥下時の首の角度は30度。少し顎を引くことで咽頭と食道がまっすぐになる

・ 食事介助は座って行う。介助者が立ったまま食事介助を行うと、高い位置から口にスプーンを入れることになる。そのため、要介護者の顎が上がり誤嚥のリスクが高くなる

 

④ ひと口の量

・ 高齢者の適量は7,5~9グラム。1回に嚥下できる量は4~5グラム。これより多いと誤嚥の可能性が高くなり、少ない量だと嚥下反射が起きない。要介護者の一口量を日々のケアから確認しておくとよい

⑤ 水飲みの使用方法

・ 吸い口を口角の近くから頬に向けて斜めに差し込む

・ 水分が頬の内側を伝わって喉に流れ込むのをイメージしながら4~5㎖いれる

・ 麻痺のある要介護者には口を動かしやすい健側に差し込む

⑥ 最後の一口まで嚥下の確認

・ 認知症がある要介護者の場合、嚥下を忘れることもある。そのため最後の一口まで確認する

⑦ 食べにくい食材

・ 刻み食などは食塊を形成しにくいため、誤嚥のリスクが高くなる

・ ヨーグルトのほうがゼリーより飲み込みにくい

・ パンも誤嚥のリスクが高いといわれている。好物で食べたい場合十分注意する

誤嚥リスクが高い薬剤

催眠鎮痛剤、抗不安剤、精神神経用剤などを内服していると、嚥下機能が低下し誤嚥のリスクが高くなる

そのため嚥下機能が低下する恐れのある薬剤(ハルシオン、コントール、フェノバール、ウインタミン、ナウゼリン)を内服している要介護者を事前に把握しておくことも重要である

 

 

 

参考資料:高齢者ケアガイドブック

 

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