全身性エリテマトーデス(SLE) 患者の看護計画

全身性エリテマトーデス(SLE) 患者の看護計画

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#1発熱や疼痛、しびれなどにより安楽を保持できない

看護診断 安楽障害

関連因子:疾患、感染症

診断指標:安楽でないという訴え、疾患に関連する症状、苦痛を感じる症状の訴え

看護目標

長期:苦痛が改善される

短期:苦痛の原因を理解でき安静が保持できる

OーP

・バイタルサイン、熱型

・倦怠感、関節痛、筋肉痛など部位と程度

・苦痛の頻度

・食事や水分の摂取状況、脱水の有無

・体力、ADL障害の程度

・検査データ

・表情、言動

TーP

・発熱時は冷罨法

・環境整備

・安楽な体位の工夫

・必要時ADL介助

・医師の指示による解熱鎮痛薬などの投与

EーP

・安静度の確認

・疾患活動性が始まれば症状は改善することを説明し安心させる

・栄養価の高い食事摂取、水分摂取を促す

・手洗い、嗽、補正など感染予防方法について指導する

#2疼痛などの苦痛の増強により休息、睡眠がとれない

看護診断 消耗性疲労

関連因子:疾患の状態、睡眠はく奪

診断指標:疲れている、身体的な訴えが増強する

看護診断 不眠

関連因子:身体的不快、薬物療法

診断指標:患者が入眠困難を訴える、患者が睡眠持続困難を訴える

看護目標

長期:活動と休息のバランスを厭ることができる

短期:睡眠不足が解消し体力が回復する

OーP

・症状の出現状況、程度の観察

TーP

・服薬の時間と量の調節を医師に相談する

・患者が安静に入眠できる環境を整える

EーP

・生活パターンを規則正しく整えるよう指導する

 

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#3皮膚症状が改善せず、感染のリスクやボディイメージ障害のリスクを高める

看護診断 皮膚統合性障害

関連因子:自己免疫疾患

診断指標:皮膚の層列の破綻、皮膚表面の破綻

看護目標

長期:皮膚の炎症症状が改善する

短期:傷を悪化させることなく維持、改善する方法を身につけることができる

OーP

・皮膚症状の出現部位、酒類、程度、疼痛の有無

・脱毛の有無、程度

・増悪の原因

・レイノー現象の持続時間

・ADL

・表情、言動

TーP

・紫外線曝露などのストレス源を避けるため、窓側のベッドは避ける。蛍光灯も長時間当たらないようにする

・潰瘍形成時の消毒、薬剤塗布などの処置

・保温、保清

EーP

・治療による改善を説明し意欲を保持する

・日光過敏症がある場合は長袖着用、サンスクリーンの使用を促す

・レイノー現象がある場合は、寒冷刺激を避けるように促す

 

 

#4皮膚症状や薬の副作用の影響によりボディイメージが障害される

看護診断 ボディイメージ混乱

関連因子:疾患、疾患の治療

診断指標:身体に対する否定的な感情、変化に心を奪われる

看護目標

長期:ボディイメージの変化を受け入れ、闘病意欲を低下させない

短期:精神的な苦痛の緩和方法を習得できる

OーP

・ボディイメージの混乱によって意欲の低下が起こっていないかを観察する

・皮膚病変や副作用症状に対する受け止め

・疾患や治療に対する受け止め、理解の程度

・環境因子

・薬物療法の効果

・活動範囲、対人関係

・食欲、食事摂取量、睡眠状態

TーP

・適切な処置

・保清

・外傷、外敵刺激予防

EーP

・治療上必要な薬であることの確認、医師の指示通りの内服が行えているかどうか確認する

・疾患活動性が始まり薬の量が減ることで副作用症状は軽減することを説明し、意欲を保持する

・増悪因子についての説明

 

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#5過剰不安や知識不足により適切な治療が継続される

看護診断 非効果的自己健康管理

関連因子:知識不足、障壁があるという思い込み、無力、一筋縄ではいかない薬物治療

診断指標:危険因子を減少させる行動をとることができない、健康目標を達成するには効果的でない選択を毎日の生活の中で行う

看護目標

長期:適切な服薬行動によって最大の治療効果が得ることができる

短期:疾患や治療について理解し、闘病意欲を損なうことなくセルフケアを行える

OーP

・症状の出現状況、程度の観察

・適切な服薬が継続できているか

・生活パターン

・疾患や治療の受け止め、理解

・妊娠希望の有無、妊娠計画

TーP

・医師の指示のもと、正確に配薬する

EーP

・疾患や治療についての説明

・継続的な通院の必要性を説明

・副作用や合併症、再燃の徴候などの説明

・悪化、再燃予防の行動について説明

・妊娠コントロールに関する情報提供

 

 

#6安楽な変調、意欲低下などにより自発的なセルフケアを維持・向上できない

看護診断 セルフケア不足シンドローム

関連因子:疼痛、筋力低下に関連するもの

診断指標:食事行為、入浴行為、更衣行為、排泄行為、道具の使用に関するセルフケアの不足

看護目標

長期:日常生活を立て直し主体的に生活できる

短期:主体的に、かつ安全なセルフケアを習得できる

OーP

・疼痛やしびれの有無と程度

・ADL、活動状況

・筋力低下の有無と程度

・表情、態度

・疾患や治療に対する受け止め

・セルフケア習得の妨げとなるもの

TーP

・筋力回復のための運動

・痛みなどがある場合は医師の指示により与薬する

・必要に応じてADL介助

EーP

・急性期を脱したら体力回復に努め、少しづつ生活を立て直すよう促す

・セルフケア習得の妨げとなるものを把握し、解決策を共に考える

 

 

#7活動制限や意欲低下により社会との接点が減少し、自身の存在価値が低下する

看護診断 社会的孤立

関連因子:健康状態の変調、精神状態の変調

診断指標:引きこもり、疾患

看護目標

長期:本来果たすべき社会的役割を果たすことができる

短期:社会との接点を持つ重要性を認識し、日常生活に結びつけることができる

OーP

・症状の出現状況、程度の観察

・患者の疾患や治療に対する認識の確認

・意欲

・本来の社会的役割

・環境、生活背景

TーP

・患者の思いを傾聴し、対処方法を検討する

EーP

・疾患による制限を理解し、可能な範囲で役割を果たすよう促す

・焦る気持ちに配慮しつつ、社会的役割を恕所に進めていけるようベース配分する

 

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#8患者家族が疾患や治療に対する不安、人生設計再編に関する悩みを抱えている

看護診断 不安

関連因子:健康状態の変化、健康状態に対する脅威

診断指標:人生の出来事の変化による心配を表明する、苦悩する、恐ろしい

看護診断 無力感

関連因子:疾患に関連した治療計画

診断指標:以前のような活動ができないことへの不満、失望を表明する

看護目標

長期:患者家族の不安が軽減され心身共に安定した家庭生活を送る準備ができる

短期:精神的安定が保持でき、治療が継続できる

OーP

・疾患や治療に対する受け止め

・表情、言動、態度、ADL、流動状況

・睡眠や食事摂取状況

・性格傾向

・治療の効果

・長期闘病生活による意欲の低下が起こっていないかを観察する

TーP

・環境整備

・必要時、医師の指示により与薬

EーP

・疾患について患者家族に分かりやすく説明する

・必要時、患者会やピアカウンセリングなどの紹介

・リフレッシュをするように促す

・不安を表出するよう促す

 

 

参考資料:疾患別看護過程

 

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