子宮内膜症患者の看護計画

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子宮内膜症患者の看護計画

#1月経時の強い下腹痛、腰痛や月経時以外の下腹部の鈍痛、違和感、排便痛などの身体的苦痛がある

看護診断 慢性疼痛

関連因子:慢性の身体的障害

診断指標:言葉または合図による疼痛の訴え、保護的行動、苦悶様顔貌、焦燥感、落ち着きがない

看護目標

長期:子宮内膜症が軽快し、月経困難症やその他の身体的苦痛が改善する

短期:1)疼痛が緩和する

2)自己の身体的苦痛を相手に正しく伝えることができる

OP

・子宮内膜症の病態

・月経時の下腹痛、腰痛の出現時期と程度を把握する

・月経時以外の下腹痛、違和感の有無と程度を把握する

・排便痛、性交痛の有無を把握する

TP

・子宮内膜症の診断をするための検査の援助を行う

・医師の指示による鎮痛薬を投与する

・疼痛を緩和する体位を工夫する

・下腹部や腰部の温罨法をする

EP

・便秘予防を指導する

・規則正しいリズムの生活を指導する

・身体的苦痛の程度や部位を患者が表現できるように指導する

 

#2性交痛や不妊症などの性機能に関する問題がある

看護診断 非効果的セクシュアリテーパターン

関連因子:健康に関連した変化、身体的機能や身体構造の変調、そして疾患や医療に対してほかに取るべき反応についての知識の不足、技能の不足

診断指標:性的行動/活動の困難な訴え、活動の変化の訴え、活動の限界の訴え

看護目標

長期:子宮内膜症が改善して性交痛が緩和するとともに、子供を望む場合は妊娠することができる

短期:1)性交痛が緩和する

2)性交痛に関する不快感をパートナーに伝えることができる

3)不妊の改善を目的とした治療方法が受けられる

OP

・子宮内膜症の病態

・性交痛の有無と程度を観察する

・不妊の期間や患者の年齢を把握する

TP

・子宮内膜症の診断をするための検査の援助を行う

・不妊症の検査の介助を行う

・不妊症の治療方針を把握し、その治療が効果的に行われるように援助する

・待機療法の援助を行う

・薬物療法の援助を行う

・外科的治療の援助を行う

EP

・性交痛が緩和するための指導を行う

・検査や治療に対する不安を表出できるように指導する

・規則正しいリズムの生活を送るように指導する

 

#3月経時の身体的苦痛や過多月経による貧血、薬の副作用などにより日常生活に支障が生じる可能性がある

看護診断 活動耐性低下リスク状態

危険因子:活動耐性低下の既往、体力を減退させるような状態

看護目標

長期:身体的苦痛が緩和し、日常生活に支障がない

短期:1)月経時の疼痛が緩和できる

2)貧血が改善する

3)薬の副作用がコントロールできる

OP

・月経時の下腹痛、腰痛の程度を把握する

・貧血の程度を把握する

・薬物療法の副作用の症状と程度

・不足しているセルフケアの内容を明確にする

TP

・貧血検査の介助を行う

EP

・疼痛コントロールのための鎮痛薬の使用方法について指導する

・薬の副作用について指導する

・貧血に対する食事指導する

・日常生活に支障が生じる場合、支援が受けられるよう家族に対しても疾患について説明する

 

#4薬を自己調整することにより効果的な薬理作用が現れない

看護診断 ノンコンプライアンス

関連因子:計画された治療行動に関連する知識と技能、薬の副作用

診断指標:症状悪化の観察、改善しない、客観的な検査成績

看護目標

長期:指示された薬物療法を遵守する

短期:1)薬物の目的、効果を理解できる

2)服薬による不快感を表現でき、適切な介入が受けられる

3)服薬コンプライアンスの理由が述べられる

OP

・月経の状態を把握する

・薬物療法の副作用の症状と程度

・子宮内膜症の病態を理解しているか

TP

・副作用の緩和を図る

・薬物療法が守れない理由を表出できるように支援する

EP

・薬物療法の必要性について指導する

 

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#5強い身体的苦痛や治療、不妊症の予後などに対する不安がある

看護診断 不安

関連因子:人生の重要な目的および価値観に関する無意識の葛藤、健康状態に対する脅威、または健康状態の変化

診断指標:苦悩する、恐ろしい、特定できない結果に対する恐怖

看護目標

長期:不安が緩和する

短期:1)不安の内容を表出できる

2)子宮内膜症に対する正しい知識を得る

OP

・不安の内容と変化を知る

TP

・患者が不安を訴えることができる環境を整える

EP

・不安の内容を患者が表現できるように指導する

・子宮内膜症に対する正しい知識を指導する

 

#6子供ができないことに対して自尊感情が低下する可能性がある

看護診断 自尊感情状況的低下リスク状態

危険因子:身体疾患

看護目標

長期:自尊感情が低下しない

短期:1)子供ができないことに対する感情を相手に伝えることができる

2)自尊感情の低下が起こらないための介入を受けられる

OP

・不妊期間を把握する

・子供ができないことに対する感情の状況を知る

TP

・患者の気持ちを傾聴する

・感情の表出しやすい環境を整える

・患者の心理的援助ができるキーパーソンを把握し、そのキーパーソンに患者を支援するようにアドバイスする

EP

・不妊治療の説明すぉする

 

参考資料:疾患別看護過程

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