せん妄の看護診断・せん妄に関連した感覚知覚の変調：視覚・聴覚・触覚など

看護診断：せん妄に関連した感覚知覚の変調：視覚・聴覚・触覚など

環境と言葉かけを通して感覚を刺激する

幻覚症状、錯覚か妄想、不安か恐怖、見当識障害、睡眠剥奪

①　もし患者が、錯覚や妄想、厳格症状などを主張しそれらが患者を支配し、患者の施行として現れるなら、患者と話をし、目と目でコンタクトをとる一方で心配していることを表現し続けさせる。そして患者が穏やかになるまで、そばにいるようにする

②　興奮した患者や精神病の患者を鎮めるために医師の指示に基づき、ハロベリドールを服用させる。患者が明快な時は薬物治療を中止する

③　時計かカレンダーを患者の部屋に置く。また利用できるのであれば扱いやすいラジオかテレビの使用もさせる

④　患者の部屋には常夜灯を設置する。そして患者と親しい人を夜、患者のそばにつき添わせる。必要に応じてベッド柵を設置する

⑤　必要であるならば、テレビやラジオなどによる外部刺激を患者の周囲から除く

⑥　スタッフが患者を静めることがどうしてもできないときに限り約束する。拘束しているときは十分な注意を払う

⑦　興奮している患者には心配していることを伝え、介護する。患者が穏やかになるまでそばにとどまる

理論的根拠

①　せん妄の患者を慰めることは錯覚や幻覚を軽減するのに効果がある。患者と目と目でコンタクトを取り患者には自分の気遣っていることを伝えることができ、患者がを慰めるのに役立つ

②　ハロベリドールの様な強力な神経遮断薬は患者を効果的に静める。また心臓毒性や低血圧性の副作用はクロロプロマジンのような神経遮断薬よりは少ない

③　これらの品物はせん妄の患者に適切なレベルで間隔を刺激する

④　夜に起こる興奮と幻覚は知覚がゆがむために悪化する可能で胃がある。常夜灯を使い親しい人が患者のそばにいるようにすることは、特にせん妄の患者を落ち着かせることができる。ベッド柵を高くすることは安全感を促進する

⑤　外来の刺激は視覚、聴覚、触覚の幻覚症状を起こす可能性がある。また重要な刺激を受ける患者の能力を障害する可能性がある

⑥　抑制はたいてい患者の興奮を増幅させる

⑦　これらの手段は援助をさしのべ、患者の恐れを

患者目標

・　人、時、場所がわかるようになる

・　せん妄が改善されるにつれ、錯乱したり心配することはなくなる

参考資料：看護診断に基づく高齢者看護ケアプラン