変形性関節症と慢性関節リウマチの看護診断・慢性疼痛

変形性関節症と慢性関節リウマチの看護診断・慢性疼痛

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看護診断:炎症による硬直した間接に関連した慢性疼痛

看護目標

関節の痛みと不快感を緩和させる

徴候と症状

局部関節の痛み、関節の圧痛と腫脹、不動性、衰弱と疲労

看護介入

① 患者の痛みを評価し、その重症度、部位、期間を記載する

② 炎症を起こして熱を持った急性の痛みのある間接に氷嚢を当てる

③ まだ拘縮を起こして間もない場合は、罹患部分での可動域運動を行う際に温めるようにする

④ 温熱療法を行う前に患者の呼吸数を調べ肺を聴取する

⑤ 患者と介護者に表在性温熱療法について指導する。たとえば温湿布など

⑥ 急性炎症の場合は表在性温熱療法および深部温熱療法は避ける。その代わり冷シップをあてる

⑦ 超音波療法の必要性を評価する。特に関節周囲や関節嚢が硬直している患者に有効である

⑧ 水治療法の必要性を評価する。水治療法は患者の身体全体または一部を水に沈めて行う。患者の脈拍と血圧を治療中にモニタする

⑨ 指示に従って痛みのあるしかし炎症のない関節炎の患者にアセトアミノフェンを投与する

⑩ 指示に従って、アスピリン、インドメサシンなどの非ステロイド性抗炎症薬を投与する

⑪ アスピリンや抗炎症薬を服用している患者について、次のような症状や徴候をモニターする。耳鳴り、嗜眠状態、頭痛、不眠症、皮疹、胃炎、悪心、嘔吐、消化性潰瘍などの上部消化管症状、ナトリウムクリアランスの減少などの腎機能障害

⑫ インドメサシンを内服している患者について、ナトリウム貯留をモニターする

⑬ 指示に従って、副腎皮質ステロイドなどを投与する

⑭ 投薬治療にもかかわらず炎症のために関節の破綻がある患者には、整形外科的治療の可能性を考慮する

 

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理論的根拠

① このような評価は痛みを、和らげるための適切な治療を決定するのに必要である

② 冷却することで炎症を起こして熱を持った関節の急性の痛みを効果的に減らす

③ 運動中に温めるとコラーゲンの伸展性を増大させ、それによって拘縮を取り除くのに役立つ

④ 高齢患者は温水に使っている時温熱に対する耐性が低下する。熱不耐性は呼吸数や肺機能の減少によって示される。温熱療法は通常、亜急性または慢性関節リウマチの関節に有効であり、冷却療法は熱に耐えられない患者に必要である

⑤ 表在性温熱療法は亜急性または慢性関節リウマチの患者に一般的に勧められる。音湿布は関節に深く浸透するので、同じ温度で使われるときは通常、乾温療法より好まれる。しかし高温に十分に耐えられるときは乾温療法が使われる

⑥ 熱はたんぱく質分解酵素の活性を高め、急性炎症性関節を傷害する

⑦ 超音波療法は、関節周囲や関節嚢の硬直が起こった患者で可動域を広げるために運動と一緒に行うと効果的である

⑧ 暖かく浸透する熱は治療的水中運動の際に関節や筋肉を弛緩させる。身体の大部分を水中に沈めると脈拍をまし血圧を下げる

⑨ アセトアミノフェンは安価で副作用が少なく、軽度から中等度の痛みを和らげるのに最適の治療である

⑩ 医師は毒性の少ない薬で治療をはじめ様子を見て強める。アスピリンは必要とされる唯一の薬だが、胃腸への刺激や中枢神経への副作用を避けるため、高齢患者は1日に8~10グラム以上服薬してはならない

⑪ 耳鳴りはアスピリン中毒の初期症状である。蕁麻疹などはアスピリンの使用による一般的な副作用である。上部消化管症状もアスピリンの一般的な副作用であり、食後すぐ服用することでその副作用を防ぐことができる

⑫ ナトリウム貯留は高齢患者のおいてはうっ血性心不全を起こす

⑬ 遅延性の活発な炎症性疾患の患者の一部に、これらの薬は有用である。副腎皮質ステロイドは急性の痛みや炎症を抑えるが、関節の破壊や変形を防ぐことはできない

⑭ 骨膜切除術は大関節を5年間は守るが、可動域の著しい低下をもたらす。骨切術は体軸不適合を直し異常な関節のストレスを取り除き疾患の進行を遅くする

患者目標

・ 一時的に痛みが軽減したという

・ ほとんど筋攣縮を起こすことがない

・ 可動域を広げることができる

 

 

参考資料:看護診断に基づく高齢者看護ケアプラン

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