夫の担当の臨床心理士
臨床心理士
デイケアセンターに通うようになって3日目。
利用者それぞれに担当の臨床心理士がついて指導くれるのだそうだ。個別担当制になっているとのこと。
朝の集いの後にモーニングエクササイズがあって、その後は趣味など自分の自由なことを過ごしてよいそうだ。
活動プログラムの内容には、作業療法、軽スポーツ、音楽鑑賞、墨絵、ソフトバレー、ポッチャ、書道、料理、カラオケ、散歩、ゲートボール、ヨガ、麻雀、茶道、禁煙クラブ、勉強会、囲碁・将棋、園芸、礼儀作法、ダイエットクラブなどがある。
夫の趣味は麻雀なので、それを一番に楽しみにしている。
しかしマージャンは4人で行うので、メンバーが集まらなければできない。
夫は好きなプログラムのない時にはタクシーで帰ってきてしまう。臨床心理士さんが夫の行動を観察し、さっそく対策を考えてくれたらしい。
朝の運動の後に、夫を入り口で待ち構えてくれてメンバーをそろえていて、マージャンに誘ってくれたという。
夫が「麻雀できるのか」と問うと、その若い臨床心理士は「自分はできない」と答えたという。できないのに夫のことを気遣いマージャンに誘ってくれるなんて。
デイケアセンターに通うことが嫌にならないように、継続できるようにという配慮にちがいない。
ありがたいことで、夫は笑顔で「今日は昼間でマージャンをしていた」と報告してくれた。日中でかけて人と会い、活動しているので夫は規則正しく夜も眠れて朝も起きれている。
周りの人たちに支えられながら、この穏やかな生活を維持できることがありがたいと思う。