コントロール不良高血圧って、どんな高血圧?

コントロール不良高血圧って、どんな高血圧?

スポンサーリンク

コントロール不良高血圧って?

日本では血圧を下げる降圧剤を使用している人が4000万人に上がります。

65歳以上の高齢者医療費の32,6%は、高血圧の治療費を占め大半が薬代に使用されます。

降圧剤を服用しても血圧が下がらない人もいます。

降圧剤が効かない症状は、コントロール不良高血圧と呼ばれています。

高血圧患者の6割が、コントロール不良高血圧に該当することが分かっています。

降圧剤が血圧を下げる仕組みは血管を拡張し圧力を下げるというものです。

なぜ薬を用いても血圧が下がらないのでしょうか?

 

コントロール不良高血圧の特徴は?

コントロール不良高血圧は、腎臓の働きに原因がある場合が多いです。

コントロール不良高血圧の人は、夜間に血圧が上昇する夜間高血圧症であることが多いです。

(※就寝中の最高血圧が120mmHgを超えることを夜間高血圧という)

就寝中でも血圧が高い状況が続くのは、血液中の塩分を排出するため腎臓が働き続けているからです。

なぜ腎臓が働き続けていると血圧が上がるのでしょうか?

 

夜間高血圧になる理由は?

過剰な塩分を排出し、血圧を正常に保つのを助けているのが腎臓で、その働きには二つタイプがあります。

1全身の血液を集めるため、血管を締めるホルモンを腎臓が出すタイプです。

急いで血液を集め塩分をろ過しようとするためで、血管を締め付けるため血圧が上昇するタイプです。このタイプは、降圧剤で血管を拡張すれば血圧は改善できます。

2腎臓が傷んでいて能力が不足しているタイプです。

仕事が終わらないため夜間も腎臓が働き続けて夜間高血圧が起きます。

血液を水分で薄めるため、血管が膨張し血圧が上がります。この対応は降圧剤が効かないコントロール不良高血圧です。

 

コントロール不良高血圧を改善するには?

コントロール不良高血圧に大きくかかわっているのは塩分です。

血液中の塩分は腎臓のフイルターで取り除かれて尿と一緒に排出されます。

しかしすべて排出されるのではなく、排出前の尿から体に有用な物質を取り出して血液に戻す作業が行われます。

この時に塩分のほとんどは、血液に戻されてしまいます。

この腎臓の作業を止めるのが利尿薬です。

利尿薬を利用すると、コントロール不良高血圧でも血圧を下げることとができます。

 

塩分を排出する食事法は?

アメリカで、高血圧を改善する効果が認められた注目の食事法があります。

DASH食という食事法です。

この食事法のポイントは塩分を排出するミネラルを、野菜や果物などからバランスよく摂取することです。

高血圧の人にこの食事法を2か月間続けてもらったところ、平均で11,4mmHgも血圧が下がったと報告があります。

DASH食の日の目標摂取量(1日2100kcalの場合)

マグネシウム:500mg。カリウム:4700mg。カルシウム:1240mg。

(※1日分の食品例:牛乳:250ml。ゴマ:12g。昆布:57g。玄米:80g。)

ミネラルを多く含む食材

昆布、わかめ、ヒジキ、大豆、黄な粉、ゴマ、アーモンド、クルミ、玄米、バナナ、プルーン、干し柿、にら、ホウレンソウ、山芋、ジャガイモなど。

 

まとめ

降圧剤で高血圧がよくならなくても、利尿剤を併用することで高血圧が改善されます。

しかし、何より塩分を減らすことで、腎臓の負担を減らすことができるので、まずは食生活を改善することが大切です。

栄養的には無意味に見えるミネラルは、少量でもすごく大切な働きをしています。

塩分を減らす努力をすることで、腎臓の負担を軽減し、国の医療費の軽減にも貢献できます。

 

参考資料:ためしてガッテン

タイトルとURLをコピーしました