やる気低下は脳の異変?

やる気低下は脳の異変?

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やる気スイッチに異変

人間の脳には、やる気を出すときに活発に働く「やる気スイッチ」があるといいます。

脳のMRI検査で、このやる気スイッチを調べると、50~70代の男女19人のうち、4人に異変が見つかりました。

その異変とは隠れ脳梗塞です。

やる気スイッチに脳梗塞が起こると、やる気が低下します。

(※やる気スイッチは脳の線条体にあります。周囲の状況から損得を予測し、得ならやる気スイッチが入るようになっています)

 

2人の例

Aさん40代:急に仕事のやる気がなくなる、テレビも見たくない、誰ともしゃべりたくない、横になりたい、気分の落ち込みはない

Bさん70代:昼間から横になっている、仕事や畑が面倒、趣味の機械修理もしなくなる、好きだった時代劇を見なくなる、家族が促さないと外出しない

好きなことにも関心がなくなるのが特徴です。

ごく小さな脳梗塞なので、まひやしびれなどの症状は現れず、本人も周りも脳梗塞だとは気が付かないのです。

そのまま病状が進行すると、最悪の場合は命にかかわるケースもあります。

 

やる気低下と高血圧が危険

AさんとBさんは二人とも高血圧でした。

やる気スイッチの線条体は高血圧にとても弱かったのです。

線条体に栄養や酸素を送っている血管はすごく細い血管です。

高血圧が続くと詰まりやすく、機能が一部損なわれて、やる気の低下を招いてしまうと考えられています。

やる気の低下が、隠れ脳梗塞発見のカギになるというわけです。

早期に発見することで、生活のレベルを落とさなくても済むかもしれないのです。

 

危険なやる気低下のサイン

しびれやまひなどの症状がなくても、高血圧とやる気低下があったら、隠れ脳梗塞のサインかもしれません。

放置しておくと、深刻な病気を招く恐れもあります。

チェック項目に当てはまる場合は神経内科などを受診するとよいです。

チェック項目

1急にやる気が低下した

・口数が減った

・気持ちの抑揚がなくなった

・周りが促さないと何もしなくなった

・好きなことに興味がなくなった

・将来の計画や目標がなくなった

2やる気の低下が1か月以上続いている

3上の血圧が140mmHg,下の血圧が90mmHg以上

 

やる気リハビリ

やる気の低下は隠れ脳梗塞のサインとしてだけではなく、そのほかの脳卒中でも現れることがあります。

そのためやる気を出させるリハビリが、医療現場で注目を浴びています。

るはびりのポイントは達成感です。

達成感が得られるようになると、またやってみようという気持ちになります。

それを繰り返すうちに、線条体の残された機能が活性化されます。

 

誰でもすぐできるやる気アップの即効わざ

1体を5分間ほど動かす

2呼吸が早まる

3やる気アップにつながる

スポーツ心理学によれば、やる気は体を動かすことで高まるといいます。

体を動かして、呼吸が早くなると、脳がやる気が出ているかもしれないと錯覚をします。

それがやる気アップにつながるといいます。

力強いポーズだけでもやる気アップ

ハーバード大学で、唾液中のテストステロンを調べる実験をしました。

テストステロンは線条体の刺激につながる物質です。

これが増えるとやる気がアップします。

力強いポーズを2分間とった人は、テストステロンが20%増え、弱弱しいポーズをした人はテストステロンが10%減っていました。

運動をしなくても力強いポーズをするだけでやる気がアップするということです。

 

まとめ

やる気低下を単なる気分的なものと判断せず、しっかり観察する必要があります。

やる気の低下は、脳梗塞の可能性もあります。

もともと高血圧の人は、やる気の低下で、脳梗塞を起こす可能性もあるというのですから、要注意です。

チェック項目で当てはまるときには、早期発見のためにも病院を受診するとよいですね。

運動をしなくても、ポーズだけでもやる気が出るというのは面白いです。

落ち込んでいるときなどに、実験してみてもよいかもしれません。

 

参考資料:ためしてガッテン

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