ロゼレム錠の副作用と注意点について
ロゼレムの特徴は?
ロゼレムは睡眠薬ですが、ほかの睡眠薬とは働き方が違います。
薬の力で強制的に眠らせるというのではなく、自然な眠りの後押しをする働きがあります。
安全性の高さは非常に評価されています。
1か月くらいかけて少しずつ眠りを改善していくというイメージです。
私たちの体は夜になると脳からメラニンという物質が出て眠たくなります。
ロゼレムはこのメラニンの働きをします。
脳から出るメラニンの量を増やして眠りに導きます。
ロゼレムのデメリットとは?
効果が弱めで、即効性も低いというデメリットがあります。
薬でむりやり眠らさないだけに効果は弱くなってしまいます。
ベンゾジアゼピン系よりは明らかに効果は弱いといえます。
ロゼレムの効果とは?メリットは?
自然な眠りの機序に沿った睡眠薬です。
生理的な機序であるため体制や依存性も生じません。
非常に安全性が高いという長所があります。
起床時や日中にまで眠気を持ち越すことはないです。
(※メラニンの増強は1~2時間程度)
ロゼレムの副作用とは?
自然の眠りを助ける薬なので、効果も強くないだけに副作用の心配もほとんどないです。
安全な薬といえます。
主な副作用には、悪心、めまい、倦怠感、頭痛、眠気、発疹、便秘、血中プロラクチン上昇があります。
長期にわたって服用した場合には、ごく希に生理不順や無月経、性欲減退といった副作用もみられますが、ロゼレムは医師からの処方でのみ服用することができる睡眠薬です。
ロゼレムの注意点は?
抗うつ剤であるフルボキサミン(ルボックス、デプロメール)と一緒に使うことはできません。
併用するとロゼレムの血中濃度が著しく上昇してしまうことが報告されています。
眠るときには必ず部屋を暗くしてください。
ロゼレムを飲んでも部屋が明るいと体内からのメラトニンが分泌されないため、眠くなりにくくなります。
まとめ
ロゼレムが体に優しい安全な薬だということを知り安心しました。
夫は8mgを夕食後の飲んでいます。
毎日飲んでいるので、長期に服用し続けることで強い副作用は出ないものかと気にしていました。
しかし、メラニンを出すことを助ける、自然な眠りを誘う後押しの役目をするのですから、効果は弱いということでもあります。
寝る前によくパソコンをつけっぱなしにしていたり電気を赤々とつけているので、ロゼレムを飲んでも意味がないようなっ気がしてきました。
寝るときは電気をつけて明るくしていてもいびきをかいていますから、他の薬が眠る効果を上げているのだと思います。