アルツハイマー病の看護診断・排尿パターンの変調

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アルツハイマー病の看護診断・排尿パターンの変調

看護診断:記憶喪失に関連した排尿パターンの変調

看護目標:失禁の急性期症状を評価し、もし必要ならば膀胱再訓練を開始する

徴候と症状:尿失禁や便失禁、機能低下、精神状態の低下、尿路感染症、失禁パットやおむつ使用、会陰部皮膚の損傷

看護介入:

①観戦、尿停滞、せん妄などの失禁を起こす急性原因を評価する

②失禁のパターンを評価し、その情報を用いて排尿計画を立てる際に工夫する

③大文字で色彩に富んだサインを貼ったり、便器の絵をトイレのドアに貼る。排泄が必要になったことを知らせる言葉以外の合図を観察し患者にトイレに行くことを気づかせる

④正確な排便記録により患者の便秘状態を評価する

⑤患者が1日1500~2000mlの水分を飲むのを確認する。しかし、午後6時過ぎの飲水は禁止する

⑥失禁患者は使い捨ての失禁パットや大人用のおむつを使うよう勧める

 

 

理論的根拠:

①この評価は失禁の原因を検索するうえでの最初のステップであり、看護師が看護介入するときの基礎的なデータとなる

②計画的排尿は、もし患者が自分なりの排尿計画で行っている場合はよりいっそう成功する

③アルツハイマー病の患者は排尿の欲求などの適切な排尿合図、トイレの場所、トイレでする常識的なことなどを、認識したり反応する能力を時々失っている

④便秘や大腸末端にある硬い便は、膀胱を圧迫し尿漏れを助長する

⑤充分な水分は尿を希釈し膀胱の炎症や病気を起こす危険性を低下させる。午後6時以後の水分制限は夜間睡眠中の膀胱に対する負荷を軽減する。そして夜間の失禁の危険性も減らす

⑥失禁を減少させることができるにもかかわらず、問題を必ずしも取り除けるとは限らない。使い捨ての失禁パットやおむつは、患者の失禁に対して気まずい思いをさせず患者に安心感を与える

患者目標:

・ほとんど尿路失禁を起こさなくなる

・トイレを使うのに障害となる要因はほとんどなくす

 

 

参考資料:看護診断に基づく高齢者看護ケアプラン

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