薬の大切さを理解している?
薬を内服していない
夫のことを信頼していて、薬の内服についての確認をしていないとが時々あった。
或る日の夕食後薬も、言葉での確認だけで、内服しているところの確認まではしていなかった。
物を捨てようとして夫の部屋のごみ箱を見ると、捨てられた薬包のなかに錠剤が2錠残っている。
意識的にか、単に間違えて捨てたのかは定かではないが、慌てて拾い「まだ入っていたよ」と夫に手渡して、その時は内服確認をした。
もしかしたら私の見ていないときに薬を飲まずに捨てているのかもしれない、そんな疑いが頭をよぎった。
眠前薬のレグナイト錠が、以前にも残っていたことがあったことを思い出したのだ。
昨夜の20時の薬を内服介助しようとしたとき、薬包から薬を出して夫の手に乗せるのだが、その時夫はレグナイト錠を拒否した。
「それは苦いからいらない」「足もムズムズしないし」というのだ。
1回目の退院後、薬を徐々に減らしていくときに医師に言われたことを覚えているのだ。
「足がムズムズしないようならレグナイト上はやめましょう」という言葉を。
飲む薬が多すぎる?
しかし今回の場合はまだ処方されていて、中止にはなっていない。薬を拒否する夫にせめて2錠の内1錠だけでも飲んでもらおうと勧めた。
夫は、次は抵抗なくすんなり1錠だけ内服した。「薬をやめるときは先生に聞いてからにしよう」と再度薬の大切さを説明した、つもりだ。
薬が多すぎるという夫。確かに多いかもしれないけれど治療のために必要なら仕方がない。
実際に、エブリファイとレグナイトを中止してから夫の調子が悪くなり2回目の入院になってしまったのだ。
内服確認を怠ったことを反省
薬には特に注意が必要なのに、私も内服確認を怠ってしまっていたことを反省しなければならない。
また、夫も薬の大切さをもっと認識しなければならない。再入院を繰り返さないためには薬の内服が特に大切であることを繰り返し説明した。
「もうわかったって。のむのむ」と夫は、面倒くさそうに答えた。
外来受診日
今日は、退院後1か月半目の外来受診日だった。
医師から状況を問われた夫は、唾液が多いこと、足が痛いこと、よく眠れていること、食欲もあることなどを医師に報告した。
唾液が多いことについて薬の副作用ではあるけれど、薬を中止することについて悩むと医師は言う。症状が再び悪化することを恐れているのだ。私も同感だ。
とりあえず今回はこのまま減量せずに処方されることになった