パーキンソン病の看護診断・体幹筋硬直と嚥下性肺炎に関連した無効な気道クリアランス
看護診断:体幹筋硬直と嚥下性肺炎に関連した無効な気道クリアランス
看護目標
最適な換気を用意する
徴候と症状
頻回の上気道感染と窒息の既往、呼吸音の減弱、呼吸困難、頻呼吸、発熱、精神症状の変化(錯乱や見当識障害)
看護介入
① 患者の呼吸数と努力性呼吸を評価し呼吸音を聴取する
② 坐位の時はいつも深い咳をするよう、患者を励ます
③ 患者の食事と咀嚼を改善するための運動について、理学療法士に相談する
④ 患者に頭部を横に向けてねむるよう指導する
理論的根拠
① 肋間筋の硬直は拡張を抑制する
② 咳は気道クリアランスを促し、呼吸筋の運動機能低下と硬直に反作用する
③ 唾液、食物、水分の消化を改善することは、嚥下性肺炎の危険を減少することを患者に教える
④ この位置は誤嚥を防ぐのに役立つ
患者目標
・ 効果的に咳嗽をすることができる
・ 正常な呼吸音を示し、努力性呼吸をしなくなる
参考資料:看護診断に基づく高齢者看護ケアプラン