パーキンソン病の看護診断・損傷の潜在的状態

パーキンソン病の看護診断・損傷の潜在的状態

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看護診断:前方突進と後方突進、筋硬直、無動、頻回の転倒、起立性低血圧などに関連した損傷の潜在的状態

看護目標

患者の安全を確保し、外傷性の身体損傷を防ぎ、患者が歩行できるよう援助する

徴候と症状

頻回の転倒や平衡性の喪失の既往、歩行障害、腕振りができない、姿勢反射ができない、最近の身体損傷の形跡、静止した姿勢

看護介入

① 起立性低血圧を評価する

② 歩行中は直立姿勢を保つよう患者に注意する

③ 歩いたり向きを変えたりするときに注意するよう、平衡の取れない患者に指導する

・ 1歩づつ足のつま先を上げ、かかとを先につけて歩くこと

・ 向きを変えるのに回転するのではなく大きく円弧を書くように歩くこと

・ 回転するときに足を交差させるのを避けること

・ 障害物のない道を通ること

・ 人込みを避けること

・ 歩行速度をゆっくりするために時々立ち止まること、などを指導する

④ 滑る敷物や不適切な場所に置いた家具などの、安全を脅かす危険物が患者の生活環境にないかを評価しそれらを片付ける

⑤ 歩行練習、適切な運動、歩行具や松葉づえの必要性の評価などのため、患者を理学療法士に紹介する

 

 

理論的根拠

① 起立性変化は高齢者に起こり、転倒の危険を増加させる

② パーキンソン病の患者はひざと腰を極端に屈曲させる傾向がある。それが進退を前方に傾け、転倒の機会を増す

③ パーキンソニズムの患者は一般に歩き始めと不随意運動の調節に問題がある。歩くときに足を交差するのを避けることは、特定の運動に対して筋肉を弛緩したり緊張したりすることが難しい均衡勅のある患者にとって、転倒を防ぐうえで特に重要である

④ パーキンソン病の患者は軽い障害物に直面した時、突然止まったり凍り付いたように動かなくなる。危険物を排除することは患者の身体損傷の危険性を減らす

⑤ 理学療法士に、患者が無動と姿勢反射の喪失を克服するために技術を学ぶのを援助することができる

患者目標

・ 転倒せずそのほかの外傷を起こすことがない

・ 介護者とともに生活環境での安全を脅かす危険物を確認し排除することができる

 

 

参考資料:看護診断に基づく高齢者看護ケアプラン

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