高齢者ケア・尿失禁

高齢者ケア・尿失禁

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症状からみた高齢者ケア・尿失禁

高齢者の尿失禁は、原因が複雑で改善には高いアセスメン能力が必要とされる。排尿障害に関しての詳しいアセスメントをし、ターニングポイントを的確に判断し適切なケアプランを立てることが望まれる

高齢者のプライドを傷つけずに少しでも自立の方向へ近づける援助を展開できるようにする必要がある

尿失禁の要因

①間に合わないで漏らす

②力が入ると尿が漏れる

③気づかないうちに漏らしている

④常に漏れている

⑤主として睡眠中に漏らす

⑥トイレがわからないため漏らす

⑦周りや衣類の一部を汚す

尿失禁は様々な疾患が原因となり加齢に伴う生理的機能低下が影響し、多数の因子が組み合わさっており、排尿訓練は容易ではないが、高齢者の自尊心を守り適切な指導を重ねていくことが大切である

 

おもな症状

尿路感染症の有無、大便の充満、老人性膣炎など合併症または基礎疾患の有無

 

観察のポイント

・排尿の型、尿意の有無、日中夜間の排尿回数と間隔排尿の方法、排尿障害の場合(尿の量、色、混濁の有無、頻尿、尿が残る、尿線が細いなど)

・尿失禁の時間、場所、排尿量

・排尿動作(動作、手の動き)

・排尿に影響する薬の有無

・環境(物理的環境、トイレの位置、排せつ用具の使いやすさ、人間関係)

 

 

・尿意の伝達方法

生活援助上の注意点

①間に合わない場合

・時間を見て早めに誘導する

・排尿パターンがはっきりしないときは1時間半から2時間の間でトイレに誘導する。その結果を必ず記録に残す

・尿取りパットを当て失禁パンツを使用する

・歩行障害があればポータブルを準備する。トイレに近い部屋にする

・衣類を脱ぎやすいように工夫する

・睡眠中の改善を図る

②力が入ると漏れる場合

・骨盤底筋の体操

・少量の失禁には生理用のパットを当て下着の汚染を防ぐ

・量の多い場合は失禁パンツの使用を進める

・便秘の改善を図る

③常に漏れている場合

・尿意がなく常に失禁状態のあるときはおむつを使用する

・おむつは状態によって使い分ける

・おむつ着用時はこころがけ、1日1回接見で洗い温湯で洗浄する

・排尿パターンに合わせておむつ交換する

④尿意を感じるレベル障害

・記憶障害

・廃用性の場合

・排尿リズムと飲水リズムを把握し排尿トレーニングする

・おむつ・尿管の適応再確認する

・おむつを使用している人でも交換時に尿器をかけるようにして促す。できれば女性は坐位で男性は立位で排尿を試みる

・一定の時間に排尿を誘導する。誘導のタイミングは排尿パターンを確認して行う

・排尿パターンがはっきりしないときは1時間半から2時間の間で実践し記録に残す

・弛緩性膀胱でもれてくる場合、タッピング手当を加え完全排尿を心掛ける。ある程度理解力のある人はタイマーを利用し、自分でコントロールしてもらう

・誘導はないかに夢中になっているときや人がたくさんいるときはしないで、タイミングを見はからって行う

・プライドを傷つけるような言動をしない

・成功した場合は感謝したり、本人が開館を感じたりするような刺激を与える

・コミュニケーションを十分とる。しぐさ、サインを決める

⑤用具がわからない

・痴呆

・視力障害

・照明を明るくし案内、目印をつける

・見やすいところに分かりやすく表示をつける

・その人の持っているトイレのイメージを確認して、環境を変える工夫をする

・排尿のたびに手を添え、声かけをし、用具の使い方を覚えてもらう

 

 

参考資料:高齢者ケア

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