高齢者ケア・脳血管障害

高齢者ケア・脳血管障害

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疾患から見た高齢者ケア・脳血管障害

・脳血管障害には大別して脳梗塞、脳出血、くも膜下出血の3種類がある。これらをまとめて脳卒中と呼ぶこともある

・高齢者では脳梗塞の頻度が高い。脳出血は高血圧と強い関連があり、脳内の小動脈の血管が壊死することで血管が破綻して起こる

・くも膜下出血はpeakが50歳~60歳代にあり、高齢者の場合大部分が脳動脈瘤の破綻により起こる

 

主な症状

・脳血管障害の症状として脳機能の脱落症状がおこる。つまり、意識が昏睡したり運動障害、歩行障害、しびれ、めまい、半盲、構音障害、失語などがある

・脳梗塞、脳出血、くも膜下出血の3つで症状の出現の仕方は異なる。3つを見分ける症状の違いは、痛みの有無、発病の時期、一過性脳虚血が以前あったかどうかである

・くも膜下出血では非常に激しい頭痛と嘔吐を伴う。脳出血では頭痛、片麻痺、意識障害を伴う。脳梗塞では痛みを伴わず片麻痺が出現する

・発病の時期については日中の活動時に起こり、急激に進行するのが脳出血・くも膜下出血であり、安静時や就寝中に起こり、ゆっくり進行するのが脳梗塞である

・事故、転倒などで頭を打った時に硬膜外血種がある

 

観察のポイント

・再発作の症状はあるか

・二次的な合併症はあるか

・ほかの合併症はあるか

・後遺症として残った障害の度合いと残された能力の状態はどうか

・本人や家族の疾病の理解度はどうか

 

生活援助上の注意事項・留置点

脳血管障害の多くは急性期を病院で過ごし、必要な治療やリハビリテーションを受ける。本人や家族、援助者にとってはむしろその後の万世紀における後遺症への対応が非常に重要になる

多くの場合、後遺症が残りベッド上での生活、車いす生活、杖歩行生活など、病前の日常生活レベルより機能が低下する

残存機能を最大限に活用して日常生活動作レベルがこれ以上低下しないように維持し、徐々に拡大を図っていくような援助が必要となる

①再発作の予防

・確実な服薬をする

・初期症状やその対処法について説明する

②早期の離床と合併症の予防

脳血管障害では、長期臥床による合併症(肺炎、尿路感染症、褥瘡、関節の拘縮など)が起こりやすくなるため、できるだけ日中は離床を勧める

③残存能力を最大限活用できるような援助の働き掛けをする

・常に本人と家族を心理的にサポートし、回復意欲を失わないように働きかける

・地域の機能回復訓練事業(リハビリ教室)やデイケアなど、地域に住む同様の障害を持った人々との交流を勧めてみる

 

 

参考資料:高齢者ケア

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