危険なむくみ下肢静脈瘤

危険なむくみ下肢静脈瘤

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下肢静脈瘤の皮膚炎や潰瘍には早めに治療

下肢静脈瘤とは、脚の静脈に血液がたまって欠陥が浮き出たりする

下肢静脈瘤は、脚の静脈に血液がたまって脚の表面にある静脈がこぶのように浮き出たり、蛇行したりする病気です

下肢静脈瘤は、その特徴から伏在型、側枝型、網目状、くもの巣状の4つのタイプに分類されます

伏在型:太ももから下の皮膚の表面に近い静脈が浮き出てこぶ(静脈瘤)になります。放置していると、皮膚炎になって色素沈着したり潰瘍ができることがあります

側枝型:伏在型が起こる静脈以外の静脈が浮き出てきます。伏在型と似ているものもありますが治療法が異なります

網目状:脚の皮膚の表面に近い静脈が、青く網目状に見えます

くもの巣状:ごく細い静脈が赤紫色のクモの巣のように見えます

 

下肢静脈瘤が起こる仕組み、静脈弁が壊れて、脚の血液が心臓に戻りにくくなる

脚の静脈は重力に逆らって心臓に血液を戻すために、逆流を防ぐ弁が数センチおきについています。その便が壊れると血液が心臓に戻りにくくなり、脚の皮膚の表面に近い静脈にたまります

この状態が続くと静脈の血管壁にかかる圧力が上がり血管を押し上げます。その結果静脈がこぶのように膨れたり蛇行するようになります




 

・下肢静脈瘤を起こしやすい人

静脈弁が壊れる理由はよくわかっていません。しかし長時間立ち続ける仕事をする人は、血液が心臓に戻りにくい状態が続くため脚の静脈に血液がたまりやすくなります

血液が多くたまると静脈弁が閉じにくくなり下肢静脈瘤が起こりやすくなります

妊娠出産が発祥のきっかけになることもあります。妊娠によって腹圧が上昇し脚から骨盤内につながる静脈が圧迫されます

すると血液は心臓に戻りにくくなって脚の静脈にたまります。それ以外に女性ホルモンの影響も考えられます

また高齢になると、それまでに立っていた時間の蓄積によって下肢静脈瘤が起こしやすくなります

家族歴も関係があり、親に下肢静脈瘤があるとその子供にも発症することが多いと言われています

 

 

下肢静脈瘤の症状、脚のだるさや重さ、こむら返りが症状として現れる

下肢静脈瘤になると、脚のだるさや重さ、痛みやむくみが起こり夕方にこれらの症状が強くなります。夜間の就寝中にこむら返りが起きることもあります

・治療を検討するとき

①立っているときに足の静脈にこぶがある

②足に皮膚炎や潰瘍がある

③夕方に足のだるさやむくみが強い

④こむら返りが月に1回以上ある

⑤足の表面に赤紫色や青色の細かい血管が不規則に見える、などのいずれかがある場合は早めの治療が勧められます

 

 

主な2つの治療法、基本は圧迫療法。静脈瘤の状態によっては手術を行う

・圧迫療法

下肢静脈瘤の治療の基本で、弾性ストッキングや弾性包帯で脚を強く圧迫して血液を心臓に戻りやすくします

弾性ストッキングは医師の指導の下、医療用のものを購入します

・手術

以下の場合には手術が検討されます

①脚にむくみ、皮膚炎、潰瘍などがある

②高い頻度で皮膚炎を繰り返す可能性がある

③強い痛みがある

④極度に疲れやすい

静脈に炎症が起きて血栓ができる血栓性静脈炎を繰り返す場合にも手術が検討されます

手術後は数か月、圧迫療法を行います。手術後、ほかの静脈から再発することもあります

・手術方法

静脈抜去法:静脈瘤がある静脈を引き抜く。長年行われている方法(伏在型静脈瘤に適応)

高位けっさつ術:逆流が起こっている静脈を足の付け根などで縛る(伏在型静脈瘤に適応)

血管内灼熱術:静脈瘤がある静脈をレーザーや高周波で焼いて閉じる(伏在型静脈瘤に適応)

硬化療法:硬化剤を静脈に注射して、静脈瘤がある血管を圧迫して閉じる(側枝型、網目状、クモの巣状静脈炎に適応)

・日常生活での注意点

立っている時間を短くしたり、足を15センチほど高くして寝るようにします。仕事などでどうしても長時間立ち続ける場合は弾性ストッキングなどを着用し、時々つま先立ちをしましょう

・受診するとき

下肢静脈瘤を診察している皮膚科や血管外科などを受診します。特に圧迫療法と手術方法に詳しく説明をきちんとしてくれるか、手術後の経過をよく見てくれるか、などを確認してください

 

参考資料:「きょうの健康」

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