眠前薬を飲まなかった夫

眠前薬を飲まなかった夫

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心配な夫の様子

夜勤明けで自宅に戻ると、明らかに夫の様子がいつもと違っていた。9時半だったがすでに散歩を済ませ、スポーツ新聞まで購入済みだった。

いつもは午前中は眠っていて、散歩をするときは午後からだった。それにスポーツ新聞などの買い物をするときには、私がいる時に私の運転で買い物に行くことが殆どだったのだ。

 

いつもと様子が違う夫

何より違っていたのは夫の表情だった。溌溂としていて活気がある表情をしていた。いつもと違いすぎることに不安を覚えるほどだ。

「眠前夜を飲まなかったのだ」そうに違いないと思った。私が夜間不在だったので飲み忘れて寝てしまったに違いない、と思った。

やはりそうだった。

夫は明るい表情で、薬を飲まないで寝てしまったこと、飲まない方がかえって体の調子が良いことなどを伝えてきた。

 

日中眠いのは薬の副作用であることは理解できる。できる事なら薬など飲まないで日常生活を送ることに越したことはない。

しかし薬を飲まないで起こる症状が怖いし不安だ。仮に日中寝ることが多くても、医師の処方通りの薬を飲んでいると安心できる。

 

薬の副作用だ

眠前薬を内服しなかったのだ。1~2日はしっかり症状の観察をしなければならない。

夫が眠前薬の薬を飲まない方が体調がよいと言いうなら、そのことを担当医に伝え処方を見直してもらう必要もある。

 

一度薬を飲み忘れたことがあったが、その時は幻聴が出て、2晩、夫の態度が明らかにおかしかったのだ。

薬は適切に内服すると有効なのだ。もちろん不必要な時には内服する必要もない。

 

午後から夫と一緒に散歩をしたが、歩く速度がいつもと違う。私が急いで歩かなければ歩調が合わないほど夫は軽やかに歩いている。

 

テレビもつけていた。

夫の趣味は競艇だ。ネットで競艇を見ていたり聴いているが、テレビはほとんどつけないのだ。音がうるさいのだという。興味のない音は雑音になるらしい。

 

ところがその日は、ネットで競艇を見ながら、テレビで野球もつけていた。いつもと違うことばかりだった。恐るべし4錠の眠前薬だ。

 

心配していた幻聴はおきなかった。

 

食欲がない

1日中、夫は食欲がなく吐き気などを訴えたりもした。

昼食にはそばが食べたいといい、蕎麦屋まで行って駐車場に車を止めてから、やはり食べたくないという。またすぐに自宅に戻ってきた。

 

結局昼食は食べず夜食もたべなかった。途中でおにぎりを1個食べただけだ。これでは余計に胃の具合が悪くなってしまう。

 

「病気じゃないかなあ」と夫の一言。

私は驚いた。病気で入院していてその後のリハビリ中であることを説明した。

そうではなく夫は胃の病気のことを話していたのだ。去年入院した病気はすでに治っていると思うとも話す。

 

いやいや、薬を飲んでいる間は治っていないのだ。薬の管理をしっかりしていれば病気は大丈夫だと付け加えた。

夫は、病気はすでに治っていると思っているらしいのだ。夫婦で認識にずれがあるのだ。

 

「死にそうや」と夫はうつむいていった。

「死なない、死なない、去年の秋、胃の集団検診したけど大丈夫だったよ」と私は、あわてた。

 

「明日からタバコは止めよう」と夫は言った。それがいいと相槌は打った。

しかしタバコをやめられず、いつも2~3日ほどで吸ってしまうのだ。やめる人は止めれるのに夫にとっては難しいようだ。

 

4カ月入院していたときはタバコもやめることができていたのに、すぐに戻ってしまったのは残念だった。

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