夫の闘病・夫と面会する子供たち
夫と面会する子供たち
面会し、気分が落ち着く。
洗濯物を持って行きながら、3回目の面会をしてくる。寝不足のせいか体調がいまいち良くなさそうな表情の夫。やはり気分にむらがあるのだろう。
しかしいろいろ要求を言ってくれるので、それだけでも良くなっているのだと思う。テレビを見たい、カップ麺を空腹時に食べたい、ビタミンの果物を食べたいなどだ。
全て夫の希望を受け入れたあと、子供たちが夫に会いたがっていることを伝えた。顔を見るだけなら大丈夫、会えると言ってくれたので良かった。
早速子供たちに伝え、子供たちの希望通り直ぐに夫との面会を果たすことになった。夫と子供たちはいつものように普通に会話することが出来た。
10分くらいだったけれども良かった。
子供たちも、夫の様子を自分の目で見ることが出来て安心したようだった。「やはり少し違うね」とは言っていたが「違っていなかったらすでに退院しているだろう」とも言っていた。
治療中で徐々によくなって行っている段階なのだ。入院して2週間目だ。とても順調に言っていることを私たちは確認しあった。そしてお互いに気分が楽になった、と思う。
何か問題が起きなければ分からないことはある。今回の件で、息子たちのやさしさや嫁さんたちのやさしさ、頼りにできる家族がいる心強さを改めて認識できた。
今幸せであることをみんなに感謝したい気持ちだ。幸せだなあと思える。夫は病院での治療に対して満足してくれている様子だ。
何もかも今の時期で良かったのだと思う。
退職後のことについても真剣に考えることが出来るもの。夫も子供たちもばあちゃんも、皆ありがとう。