意欲を低下させ、症状を悪化させる拘束

意欲を低下させ、症状を悪化させる拘束

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意欲を低下させる拘束

6月6日  夫のナトリウム値が135、正常値になった。

 

個室のカギが外されドアが開いたままになり、自由に病室の外に出ることが出来るようになった。閉じ込められた圧迫感から解放されると、夫の精神状態は一気に良くなったように思えた。

 

それまで現れていた吐き気や幻聴などの症状が消え、表情に活気が見えたようだった。水分制限は未だ解除になっていないけれど、個室の解放がこれほど症状に影響を与えるのだ。

 

行動の拘束は意欲まで低下させてしまう。

 

治療の為とはいえポジテイブな気持ちを無くしてしまうだけでなく、症状をさらに悪化させることになってしまう。「早く良くなって、退院して自由になろうね父さん」

 

幻聴は夫の脳に命令をしていたのだそうだ。「カーテンを閉めろ」「カーテンを開けろ」という感じなのだそうだ。影の声に自分が支配される恐怖感。

 

入院時の頃、夫は「自分が自分で無くなりそうだ」「自分が壊れそうだ」と言っていた。変動はあるけれども、徐々に症状が明るくなってきている父さん、早く良くなろうね。

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