高齢者ケア・呼吸困難

高齢者ケア・呼吸困難

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症状からみた高齢者ケア・呼吸困難

高齢者は老化による肺機能低下があり、活動量がその人の肺機能を上回ると息切れとして自覚する。呼吸困難は呼吸をするのに努力を要するという不自然な感じの自覚であり、不安を募らせる人もいる

一方、いかにも息苦しそうな呼吸をしていても呼吸困難を訴えない人もいる。寝たきりの人は潜在的に気道の換気障害や、慢性的な気道の感染状態にあるため痰などの軌道分泌物が貯留しやすい

高齢者の呼吸困難の原因

・運動量増加

・呼吸器疾患

・心疾患

・貧血

・代謝異常

・情動反応

呼吸障害のある人は感染予防のため、口腔、皮膚、粘膜の清潔に心がけることが大切である。体調の変化が引き金となって重篤な呼吸障害を引き起こさないように日常生活を調整し、身体的心理的負担を軽減する必要がある

 

おもな症状

息苦しい、頭痛、精神的活動の低下、意識障害などがある。その他呼吸困難に伴ってバイタルの変化、発汗、チアノーゼ、胸部圧迫感、苦悶感、不安、緊張などの症状がみられる

 

観察ポイント

①観察

・呼吸状態の観察

呼吸数、リズムと深さ、呼吸の音(ゼイゼイ・ヒューヒュー)

・呼吸障害の程度

Ⅱ度:歩行、階段昇降時に息切れがする

Ⅲ度:健康車並みには歩けないが、自分のペースなら1500m位歩ける

Ⅳ度:休み休みでなければ50メートル歩けない

Ⅴ度:話をしたり脱衣動作でも息切れがする

Ⅵ度:絶対安静にしていても息切れがする

Ⅶ度:起坐呼吸

 

②呼吸困難に伴って起きる症状の観察

・症状の増悪の有無

・呼吸苦による日常生活の制限の状態

③高齢者に対する留意点

70歳以上になると肺炎を起こす高齢者が圧倒的に多くなる。特に高齢者の場合は口腔内に滞留している雑菌が呼吸器感染症の原因になることが多いので、呼吸器感染症を予防するためにも口腔内の清潔を十分留意する必要がある

 

 

生活援助上の注意事項・留意点

・心身の安静:運動量の調整、精神的支持

・体位の工夫:起こすもしくは肺を圧迫する体位にしない(安静臥床を続けていると痰が肺に貯留しやすい)

・寝衣寝具の調整:ゆったりとしたものを着用する

・環境の調整:適切な室温湿度、清浄な空気

・食事の調整:満腹にしない、便秘の予防

・感染の予防:口腔ケアの充実

・必要時酸素療法を行う:医療関係者との連携をとる

 

 

参考資料:高齢者ケア

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