失語症の看護診断・無効な個人コーピング
看護診断:必要なコミュニケーションができないことに関連した無効な個人コーピング
看護目標
最小のフラストレーションを起こしている間に、患者がいま必要としている事に答える
徴候と症状
ため息。悪口。怒りの爆発。泣く
看護介入
① 患者の感情的な爆発を予期する。理解を示し懲らしめることは避ける
② 同じ介護者を同じ患者に一貫して配置するようにする
③ 患者の活動を計画するとき、患者がすでにマスターした親しみのある仕事に、新しい仕事や挑戦を加えることを試みる
④ もし患者が理解できないようなら、一時的に話題を変えることを考慮する。話題を変える前に患者に許可を求める
理論的根拠
① 脳に損傷を受けた患者は、感情をコントロールできない可能性がある。看護師は患者の感情の爆発を予期することを学ばなければならない。また患者を支えることを試みなければならない
② 一貫性があれば、介護者が患者の必要としていることのいくつかを予期することを学ぶことができるので、患者と看護スタッフの両者のフラストレーションを最小にする
③ 患者はもし成功により上機嫌になれば、失敗に対してもより耐えられるであろう
④ これは患者のフラストレーションを減少させるとともに、介護者に新しいアプローチを計画する時間を与える
患者目標
コミュニケーションの障害の処置に効果的なコーピング方法を啓発させることができる
参考資料:看護診断に基づく高齢者看護ケアプラン