流行性角結膜炎患者の看護計画

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流行性角結膜炎患者の看護計画

#1結膜充血、眼脂、流涙、眼痛、耳前リンパ節腫脹、嚥下痛がある

看護診断 急性疼痛

関連因子:疾患

診断指標:合図、言葉による疼痛の訴え、苦悶様顔貌

看護目標

短期:1)疼痛が軽減する

2)疼痛の原因を理解できる

OP

・全身状態の把握

・結膜充血、眼脂、流涙、異物感、眼瞼腫脹の程度

・耳前リンパ節腫脹、圧痛の程度

・耳下腺腫脹による嚥下痛の有無

TP

・眼の安静を保持する

・安静に過ごせるように環境を整備する

・症状が軽減するように冷罨法を実施する

EP

・感染症の理解と予防法を指導する

・点眼薬の適切な使用法を説明する

・手洗いの必要性と方法を指導する

 

#2二次感染を起こす可能性がある

看護診断 感染仲介リスク状態

危険因子:感染源や感染予防の知識の欠如、接触感染

看護目標

長期:感染を拡大させない

短期:1)感染伝搬経路を理解できる

2)効果的な感染予防策を実施できる

OP

・感染伝播経路の理解の程度

・疾患の経過、感染予防の理解

TP

・患者が接触したものを消毒する

・患者のがん視野流涙を拭き取ったガーゼ、テイシュペーパーを破棄する

・患者家族への二次感染を予防するための具体的な方法を指導する

EP

・感染源、伝播経路について患者家族に説明する

・感染性がなくなるまで、隔離の必要性があることを説明する

・手洗い方法を指導する

 

#3知識不足のため、不正乱視をきたし視力低下がみられる

看護診断 知識不足

関連因子:情報の誤った離開

診断指標:指示されたことをいい加減に遂行する

看護目標

短期:1)炎症を最小限に抑える

2)角膜上皮下混濁、不正乱視による視力低下を防ぐ

OP

・眼症状の程度の観察

・耳前リンパ節腫脹、嚥下痛

TP

・眼の安静を保持する

・安静に過ごせるように環境を整備する

・症状が軽減するように冷罨法を実施する

EP

・感染症の理解と予防法を指導する

・適切な点眼薬の使用法を指導する

・後遺症の理解と予防を指導する

 

#4感染予防のため隔離され孤立している

看護診断 孤独感リスク状態

危険因子:身体的隔離、社会的孤立

看護目標

短期:感染症予防のための隔離の必要性を理解できる

OP

・不安、落ち込み、後悔など自己否定的な表現

・イライラ、焦燥感などの言動

TP

・サポートシステムを活用する

・患者の思いを傾聴し共感的態度で接する

・症状が軽減するように冷罨法を実施する

EP

・疾患や治療に対する疑問などはいつでも応じられることを説明する

・症状が軽快したと思っても、人との接触は慎重にする

 

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#5開眼困難などの症状により行動が制限され気分転換が図れない

看護診断 気分転換活動不足

関連因子:気分転換活動を行えない環境

診断指標:退屈に関する言葉、いつも行っている趣味の活動が病院でできない

看護目標

短期:1)安静を保持していてもセルフケアが維持できる

2)制約された環境で症状が軽減され気分転換を図れる

OP

・眼瞼腫脹、流涙、眼痛などの観察

・どの行動が苦痛かを観察

TP

・可能な行動範囲内で気分転換を図る

・眼部を冷却して苦痛を緩和する

・患者が落ち着けるように環境を調整する

EP

・開眼が困難な時は安静を保持するように説明する

・指示された点眼薬使用や安静により症状は軽減することを説明する

 

参考資料:疾患別看護過程

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