うっ血性心不全の看護診断・感染の潜在的状態
看護診断:代償された呼吸機能に関連した感染の潜在的状態
看護目標
呼吸器感染を予防し、最適な呼吸様式に持っていく
徴候と症状
精神状態の変化。呼吸数の増加と息切れ。痰の色、量、ねんちょう度における変化。発熱。悪寒、発汗、熱感の訴え。疲労感、倦怠感。
看護介入
① バイタルサインを評価し、患者が起きている間は4時間ごとに肺の聴診をする
② 医師の指示で、または患者ができるようであれば、自ら咳をする強制咳嗽法、深呼吸する努力呼吸法、体位変換による痰の喀出法、背中をたたくなどのやり方を指導する
③ ベッドではじっとしていないで寝返りを打つこと、歩くこと、いろいろな日常生活動作をすることなどを奨励する
理論的根拠
① 体温は上がることもあれば、上がらないこともある。脈拍や呼吸数の増加、血圧の上昇は肺うっ血を示唆している
② 分泌物の停滞や酸素不足は、肺感染症の危険性を増加させる
③ 活動的であることは、肺分泌物の蓄積を防ぎ肺うっ血を軽減する
患者目標
肺感染を起こすことがない
参考資料:看護診断に基づく高齢者看護ケアプラン