腎腫瘍患者の看護計画

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腎腫瘍患者の看護計画

#1診断治療に対する恐れがある

看護診断 不安

関連因子:腎細胞がんの診断、治療

診断指標:緊張した表情、不眠、食欲不振、倦怠感

看護目標

長期:診断を受け入れ、前向きに治療に向き合うことができる

短期:1)信頼できる他者に不安や懸念を話すことができる

2)診断や治療について理解できる

OP

・診断治療に対する思い

・表情、顔色、全身状態

・ライフスタイル、対処規制

・重要他者の存在

TP

・不安なことがないか尋ね、自身の思いを話すよう促す

・患者の理解に合わせ正確な情報提供を行う

・利用可能な社会資源の必要性の評価

EP

・今後の検査や治療について具体的に説明する

 

#2術中術後の出血によりショックを起こす可能性がある

看護診断 出血リスク状態

危険因子:手術

看護目標

長期:出血性ショックを起こさない

短期:1)術後の大量出血を予防できる

2)術後の大量出血の早期発見、対処ができる

OP

・術創、ドレーンからの排液、血尿

・血圧低下や頻脈などバイタルサインの変化

・凝固能やヘモグロビン値などの血液データ

・顔色、精神状態の変化

・排尿量、水分出納

TP

・術式に応じて医師に安静度を確認する

・安静による苦痛が最小限になるよう安楽なポジショニングを援助する

・出血兆候が見られたら早急に医師に報告する

EP

・安静の必要性について説明する

#3術創からの感染の可能性がある

看護診断 感染リスク状態

危険因子:観血的処置

看護目標

長期:術創から感染を起こさない

短期:1)術創が浸出液や紅斑の徴候なく治癒する

2)白血球数と体温を正常に維持する

OP

・術創、ドレーン類からの排液

・体温、血液データ、自覚症状

TP

・術創やドレーン類の取り扱いは無菌操作で行う

・体位やチューブのねじれによりカテーテルが閉塞しないよう固定するなどしてカテーテルの開通性を維持する

EP

・ドレーン類の取り扱い方法を指導する

 

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#4術創の痛みがある

看護診断 急性疼痛

関連因子:手術

診断指標:言葉または合図による疼痛の訴え、疼痛の証拠の観察、疼痛を避けるための体位付け、苦悶様顔貌、睡眠障害

看護目標

長期:術創の痛みがコントロールされる

短期:1)夜間の休息がとれる

2)鎮痛薬を使用しながら術後の離床ができる

OP

・痛みの部位と強さ、表情、バイタルサイン

・疼痛アセスメントツールを用いた相対的採点

・鎮痛薬の効果

・睡眠状態

TP

・痛みの部位と強さを記録し評価する

・適切な鎮痛薬の投与

・安楽な体位の工夫

EP

・痛みの部位や強さを表現するよう促す

・鎮痛薬の効果と副作用について説明する

 

#5創痛による浅い呼吸と非効果的な咳嗽が見られる

看護診断 非効果的気道浄化

関連因子:麻酔、挿管による痰の増加、疼痛、術中体位

診断指標:呼吸音の減弱、呼吸の深さの変調、効果のない咳嗽

看護目標

長期:術後、無気肺や肺炎を起こさない

短期:1)効果的な咳嗽ができる

2)肺換気量が増加する

OP

・呼吸数、呼吸の深さ

・肺音聴収、酸素飽和度

・咳嗽、喀痰の量性状、自覚症状

・痛みの部位と程度

TP

・体位変換、咳嗽を援助する

・咳嗽、深呼吸を促すために積極的に疼痛緩和を行う

・必要時吸入や吸引をおこなう

EP

・正しい腹式呼吸の方法を教え、覚醒中は深呼吸を促す

・インセンテイブ・スパイロメトリーの使用を促す

 

参考資料:疾患別看護過程

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