片頭痛の症状と改善

片頭痛の症状と改善

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片頭痛の最善の対処

片頭痛は強い頭痛で日常生活に支障をきたすことも少なくありません

最近では治療法が進歩し薬で症状をコントロールしたり予防することが可能になってきました

片頭痛とは、20~40歳代の女性に多く見られる

原因となる病気がないのに長引く頭痛を慢性頭痛といいます。日本人では3人に一人が悩まされているといわれます

慢性頭痛の多くは片頭痛と緊張性頭痛で、片頭痛の患者数は840万人程度と推計されます

男性よりも女性に多いのが特徴です

 

片頭痛は頭の片側に起こることが多い頭痛です。原因ははっきりと改名されたいませんが脳の血管が拡張することで頭痛を起こしていると考えられます

頭痛を起こす主な誘因には次のものがあげられます

ストレス

ストレスによって自律神経に負担がかかることが影響し片頭痛を起こすと考えられています

・月経による女性ホルモンの変化

女性ホルモンであるエストロゲンの分泌が低下する生理の直前や生理中に片頭痛が起こりやすくなるといわれています。また排卵に伴って起こることもあります

・気圧、気温の変化

気圧や気温が影響することがあります。台風などによる急激な気圧の変化やエアコンなどによる室内と屋外の寒暖の差で起こることがあります

・人込み、騒音

人込みや騒音が刺激となって誘発することがあります

・特定の食品

赤ワインやチョコレートを食べると片頭痛が起こることがあります

 




 

 

症状、我慢できない強い痛みで日常生活に支障が出ることも

片頭痛の症状の特徴は4~72時間痛みが続くことです。症状が続く時間は人によって幅があり、4~6時間だけ頭痛が起こる場合もあれば、2~3日間続く場合もあります

また4時間続いていったん治まり、短時間で痛みがぶり返すこともあります

片頭痛の痛みの特徴には次のものがあります

片側が痛い

頭の片側が痛みます。片側だけに痛みがある人は6割程度で両側が痛む人もいます

・拍動性

心臓の拍動に合わせるように脈を打ってズキン、ズキンと痛みます

・強い頭痛

痛みの感じ方は人によって異なりますが我慢できないくらい痛いと感じる、痛みで家事や仕事など日常生活に支障をきたすといった場合が強い頭痛の目安になります

・動くと悪化する

体を動かすと痛みが増します。痛みで仕事や家事、学業などを行うのが困難になりひどいときには寝込んでしまうことがあります

・そのほかの症状

頭痛が起こると吐き気がしたり、普段は気にならない光や音に敏感になったりします

痛み方のうち2つ以上に加えて、そのほかの症状で1つ以上当てはまる場合に片頭痛と診断されます

 

片頭痛では頭痛が起こる前に閃輝暗点と呼ばれる前兆が割の人に見られます。視野に中心にギザギザとしたいな妻のような光が見え5~20分ほど続きます。その後60分以内に頭痛が起こります

 

治療、トリプタンを効果的に使うにはタイミングがポイントになる

片頭痛の治療は薬物療法が中心になります

・トリプタン

治療の最初に使う薬で、内服薬のほかに、水なしで口の中で溶ける口腔薬、鼻にさす液体状の点鼻薬、太ももに自分で注射する自己注射があります

トリプタンは脳の血管の拡張を抑え収縮させるとともに脳の血管の周囲の三叉神経の炎症を抑える働きもあります

頭痛が起きたらすぐに使用すると、最も効果を発揮します。痛みが起きて2~3時間後に使用しても効果がないといわれます

トリプタンは血管を収縮させる作用があるため脳梗塞や心筋梗塞狭心症など血管の病気のある人は使用できません。また高血圧の人も使用できません

・非ステロイド性消炎鎮痛剤

トリプタンで治療が難しい場合に使用する薬で、痛みを抑える作用があります。これらの治療薬は適切に使用すれば効果を発揮しますが、薬の使い過ぎには十分な注意が必要です

薬の使い過ぎによる薬物乱用頭痛という頭痛を起こす可能性があります

薬物乱用頭痛になると、頭痛の頻度が増えたり痛みが強くなったりなど症状が悪化します

 

予防、予防薬を積極的に使って片頭痛が起こらないようにする

片頭痛は予防薬を積極的に使用することで痛みを起こさせないことが可能です

予防薬には、片頭痛のきっかけとなる脳の神経が敏感になって活性化するのを抑える作用があると考えられています

予防薬による治療が検討されるのは片頭痛の回数が多い人、頭痛の時間が長く日常生活に支障のある人、治療薬が効かない人、薬物乱用頭痛のある人などです

予防薬として主に用いられる薬は、カルシウム拮抗薬、抗てんかん薬、β遮断薬、抗うつ薬などの飲み薬です

予防薬の効果が出るためには時間がかかるので2か月以上服用します。効果が3~6か月続いたらゆっくり薬の量を減らしていきます

片頭痛に悩む人は痛みを我慢したり市販薬で対処していることが少なくありませんが、適切な治療を受けるには専門医を受信しましょう

 

参考資料:「きょうの健康」

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