夫の闘病・夫が不在の畑
夫が不在の畑
「今年は野菜をいっぱい作る」と意気込んで畑の準備をし、肥料も沢山まいていた夫。夫が不在の今、野菜たちは立派に成長している。
私が野菜を作っていた時には、どの野菜も大きくならず作物の収穫はほとんどできなかった。しかし、夫が手をかけ始めると、初心者なのにたくさんの実をつけた。
トマトはまだ青いけれども、大きな実をたくさんつけている。キュウリもたくさん取れて毎朝食べるのに不自由しない。
人参も青々とした葉が茂っている。収穫が楽しみだ。夫が入院せずに家に居たら喜ぶだろうし自慢するだろうなと思う。
今はこれからの人生を諦めて落ち込んでいる夫だけれど、時期が来れば病気が治り元気に戻ってくるだろう。それを信じて私も頑張って生活しなければと思う。
夫と一緒に落ち込んでいたらストレスが溜まって益々薄毛になってしまう。それだけは避けたいところだ。主治医を信じて待とう。
母が元気なことが救いだ。子供たちが独立し、幸せな家庭を築いてくれていることが救いだ。私が元気で働くことが出来ることがありがたい。