嚥下障害の看護診断・誤嚥の潜在的状態

嚥下障害の看護診断・誤嚥の潜在的状態

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看護診断:咀嚼または嚥下の困難に関連した誤嚥の潜在的状態

看護目標

食物の接種を促進し誤嚥を防ぐ

徴候と症状

窒息、頬部に食物の貯留、過剰分泌物、経口摂取ができない

看護介入

① 患者に咳嗽をさせて、誤嚥の危険を評価する

② 分泌物について患者の口腔を診察する

③ 嚥下の最中の正常な咽頭の上下動を観察することにより、嚥下反射の妥当性を評価する

④ 患者が食事の前後30分間、上体を起こした姿勢を保つよう十分に説明する

⑤ 患者がすべての食物を嚥下するのを確実にするため、食物を咀嚼する合間に患者の口腔を観察する

⑥ 食物に十分な時間をとる。そして患者にゆっくり食べるように勧める

⑦ 患者に食事中、頻回に咳をして咽喉をきれいにするよう勧める

⑧ 食事の最後に食物が残ってないか患者の口腔を点検する

⑨ 乳製品を避けるよう患者にアドバイスする

⑩ 患者が嚥下するのが困難な特定の食物の一覧表を作っておくよう勧める。可能な時は患者にそのような食物を避けるよう指導する

⑪ 食パン、バナナ、ピーナッツバターのような柔らかくねばねばした食物を避けるよう患者の勧める

⑫ 左大脳半球の脳血管発作の患者に最も効果的な咀嚼と嚥下の方法をデモンストレーションする

⑬ 右大脳半球の脳血管発作の患者には「今間で、息止めて、今飲んで」のような合図を与える

 

理論的根拠

① 口腔の前方に分泌物を移動させるために、自発的にまたは十分に咳ができない患者は誤嚥の危険があるため、経口摂取すべきではない

② 濃いねんちょうな分泌物は、窒息または吐き気を催す原因となりうる。分泌物の減少は食物を詰まらせる原因となりうる

③ 十分な嚥下反射波食物や水分を咽頭を通過させ喉頭へ移動させるのに絶対必要である。この反射の妥当性を評価することは重要である。神経障害を持つ患者はたとえその反射が起こらなくても嚥下をしたというかもしれない。喉頭の中に食物が残っていると誤嚥を起こす可能性がある

④ 患者が上体を起こした姿勢を保つことは、重力を利用して胃へ食物を送る助けとなる。其れゆえ誤嚥の機会が減少する

⑤ 口腔や咽頭の中に食物が残っていることは、誤嚥の危険を増加させる

⑥ 早く食べることは、誤嚥の危険を増す

⑦ 咳嗽やのどをきれいにすることは、咽頭から喉頭前庭から食物を移動することを助ける

⑧ もし患者の嚥下反射が緩慢または欠如していたならば口腔内に残っている食物は、咽頭に落ち誤嚥の原因となる

⑨ 乳製品は唾液や粘液の生産を増加させ、誤嚥や脂質性肺炎を起こす可能性がある

⑩ 嚥下が困難な食物を避けることによって吐き気を催すこと、窒息すること、誤嚥することの危険を減らすことができる

⑪ そのような食物は口蓋に付着する可能性があり、嚥下をさらに困難にする

⑫ 左大脳半球の脳血管発作の患者は言葉で教えるよりもデモンストレーションするほうが役立つ

⑬ そのような合図は、右大脳半球の脳血管発作の患者にとって必要である。なぜなら右大脳半球の障害は一般に空間や知覚の障害を起こすからである

患者目標

食物を誤嚥することがない

 

 

参考資料:看護診断に基づく高齢者看護ケアプラン

看護診断
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