便秘と便失禁の看護診断・下痢
看護診断:緩下薬の使用、薬物療法、細菌感染に関連した下痢
看護目標
便の通過する頻度を減少させることにより、正常の腸管運動を回復させる。そして脱水、衰弱、肛門表皮剥離を予防する
徴候と症状
薄い便、水分を多く含んだ便。激しい腹痛。頻回の排便。便の色と臭いの変化。吐き気と嘔吐。倦怠感、時に発熱を伴う。脱水、水分と電解質の不均衡。便培養陽性。精神状態の変化や錯乱状態
看護介入
① 便の量、硬さ、色について下痢を評価する。宿便がないか直長診をする
② 皮膚刺激や皮膚損傷について校門部を評価する。便通の後、毎回肛門部を低刺激石鹸と水を使ってきれいにし、たたいて乾燥する。そしてワゼリンや皮膚保護クリームをつける
③ インフルエンザ、ウイルス、食中毒の危険があったか評価する
④ 起立性低血圧、くぼんだ目、頻脈などの脱水の徴候について評価する。血清電解質を調べる
⑤ もし徴候があるなら、検査室に便培養を提出する。もし培養が陽性なら、患者に摂取する前後は手洗いをし、指示された薬物を投与するなどの消火器感染予防策に従う
⑥ 緩下薬の濫用について評価する。緩下薬や浣腸は便通調整プログラムの一部ではないことを知らせる。そしてこれらの使用は便通がない期間が延長しているような緊急時のみに使用すべきであることを知らせる。鉱油の使用は避ける
⑦ 便の形をつけるために繊維質や水分の摂取の増加を促進する。そして規則的な腸管機能を引き起こす
⑧ 紅茶コーヒーチョコレートなどカフェインを含む飲み物や食物を避けるよう患者を指導する
⑨ 薬物療法について見直す
理論的根拠
① 水分を多く含み粘液性の便は宿便の周りを通過することができ、一見、下痢のように出てくる
② 頻回の下痢便は肛門粘膜を刺激する。スキンケアは皮膚を守り、不快を和らげるのを助ける
③ インフルエンザ、ウイルス、食中毒などは、下痢の原因となりうる
④ 下痢は脱水症を急速に進展させる原因になる
⑤ 艦船は下痢の原因となる。感染は療養施設内の居住者に容易に伝播していくので、施設内での発生には特別な重要性がある。一般的な起炎菌であるクロストリジウムとメトロニダゾールで効果的に治癒される
⑥ 緩下薬は高齢者の下痢の案的原因である。刺激性緩下薬の定期的な使用は大腸固有の神経支配を混乱させる。そのため排便の感覚が鈍る。自然に大腸を空にする身体の機構は、緩下薬や浣腸に身体が依存していると働くことができない。鉱油は脂溶性ビタミンの吸収を障害する。そしてもし誤嚥した場合、嚥下性肺炎を起こす。また便汚染を起こす可能性がある
⑦ 繊維質は町内で水と結合しゲル状になる。これは大腸での水分の過剰吸収を防ぐ。そして便をかさのある柔らかいものにさせる。繊維質は便に重さを与え腸の通過を促進する
⑧ カフェインは腸内の水分分泌を増し、したがって下痢の量を増やす
⑨ マグネシウム含有制酸薬や抗生物質は下痢を起こす可能性がある
患者目標
・ 便通を整える諸方法を始めることで、形のある便にすることができる
・ 緩下剤に頼ることなしに正常の腸管機能を回復させることができる
参考資料:看護診断に基づく高齢者看護ケアプラン