裂孔ヘルニア看護診断・嚥下障害
看護診断:食道逆流に関連した嚥下障害
看護目標
嚥下能力を高め、誤嚥を防ぐ
徴候と症状
嚥下の困難の増加、頻回に窒息の症状発現、熱く辛い食べ物を避ける、脱水
看護介入
① 嚥下障害の程度を確かめるため、食事中の患者を評価する
② 患者の食事を再検討する。嚥下困難をもたらす食物を除くよう勧める
③ もし必要ならば、プリンやマッシュポテトのような柔らかい食物をとるよう勧める
④ 食後2~3時間は上体を起こしているように勧める
⑤ 就寝1~2時間前は、食べたり飲んだりすることを避けるように勧める
理論的根拠
① このような評価は患者がどの程度嚥下が困難であるかを知らないので必要である。それはまた看護介入を計画する上での基礎データとして役立つ
② 嚥下しにくい食物は窒息を起こしたり誤嚥を起こす原因になる
③ やわらかい食物は嚥下の容易な代表的な食物である
④ 上体を起こした姿勢は、胃食道逆流や誤嚥を防ぐのを助ける
⑤ 就寝1~2時間前の飲食を避けることが、夜間の誤嚥の危険を減らす
患者目標
重大な嚥下に伴う問題や誤嚥を経験することがない
参考資料:看護診断に基づく高齢者看護ケアプラン