糖尿病の看護診断・栄養状態の変調:身体要求量以上

糖尿病の看護診断・栄養状態の変調:身体要求量以上

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看護診断:コントロールされていない高血糖や耐糖能異常に関連した栄養状態の変調:身体要求量以上

看護目標

体重減らしを促進するために、患者が食事をコントロールしたり修正したりすることを援助する

徴候と症状

理想体重の20%以上の体重。高脂肪食。コントロールされていない高血糖

看護介入

① 必要なら体重減少プログラムを始める。毎週体重を測定しその結果を記録する

② 食事や軽食をとる直前の気分や出来事を、詳細に食事日誌につけるよう患者に勧める

③ 食事による脂肪摂取を全摂取エネルギーの30~35%未満に制限し、多価不飽和脂肪をとるように患者に指導する。また塩分摂取も制限するように患者に注意する

④ 患者に規則的な運動プログラムに参加するよう勧める。たとえば散歩、ゴルフ、庭いじり、水泳などである

⑤ 1日に40mgの繊維を含んだ食事をとるよう勧める。一般的に繊維を含んだものには、穀物のぬか、野菜果物、パンなどがあることを患者に教える

⑥ 患者に食事と食事の間は約5時間、話すよう勧める

⑦ 食品交換表、エネルギー計算、ダイエット計画について栄養士の指導を患者に受けさせる

⑧ もし患者がエネルギー制限をしているのでなければ、大量の炭水化物を摂取できることを患者に教える

⑨ 患者に完全にアルコールをやめるか、食事と一緒にアルコールをほんの少し飲むことを勧める

 

 

理論的根拠

① 体重を減らすとインスリン受容体の数が増え、それによってインスリン抵抗性が減弱し血糖値のコントロールがよくなる

② 生活態度の修正が食習慣の変更に役立つ。食事日誌は患者の過食の原因を明らかにしコントロールするのに役立つ

③ 研究者たちによって、糖尿病と心臓血管系の疾患との間に強い相関関係のあることが明らかにされた。高脂血症は糖尿病の動脈合併症を悪化させる

④ 運動は耐糖能を改善しインスリン抵抗性を減弱させインスリン受容体の数を増加させる。また運動は患者の体重を減らし脂肪レベルを低下させ、そしてこれらにより心臓病の危険因子を減少させる

⑤ 繊維は炭水化物の吸収を遅らせ、それによって糖が血中に入るスピードを低下させる。繊維はまた内因性インスリンの効果を促進し、体重を減らしてインスリンまたは経口糖尿病薬の必要性を減少させる

⑥ 食後に血糖値が基本レベルに戻るにはおよそ5時間は必要である。その間に追加の食物をとることは、異常に血糖値を上げることになる

⑦ 正しい食事療法は糖尿病の管理に不可欠なものである。ひとりひとり教育することで援助、励まし、単純化された指示が与えられる

⑧ 複合炭水化物はたんに糖だけよりもゆっくりと消化されるので、これらの炭水化物は血糖値を上げる原因とはならない

⑨ 大酒飲みは疼痛性の糖尿病性神経症と高血糖を引き起こす。もし何も飲んだり食べたりしないで、アルコール飲料を飲むとアルコールは血統を減少させ、インスリンの作用を低下させ、血糖値の低下に反応して

患者目標

・ 治療的糖尿病食事療法を一生懸命行うことができる

・ 確立した目標に応じて自分の体重を維持したり減らしたりすることができる

 

 

参考資料:看護診断に基づく高齢者看護ケアプラン

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