脱水症の看護診断・便秘

脱水症の看護診断・便秘

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看護診断:不十分な水分摂取、繊維質の不足、運動不足に関連した便秘

看護目標

排便の正常パターンを回復する。そして便秘の再発を防止する

徴候と症状

排便時の怒責、固く乾燥した便塊、下腹部痛または不快感、腹部触塊

看護介入

① 腸蠕動音の消失や亢進のような庁の運動の変化に注意し聴診する

② 直腸の検査を行う。便が異常に柔らかいか下痢状か、または硬いかに関して患者の便のパターンを評価する

③ 患者に毎朝、朝食後足を立てて少し前鏡の姿勢でトイレに座り、腹部マッサージしながら排便を試みるよう指導する

④ 患者に運動することと、カフェインぬきの水分摂取を増やすことを奨励する。患者に朝、温かい飲み物を飲むよう勧める

⑤ 患者と介護者に新鮮な果物や生野菜、ドライフルーツ、全穀粒パンや穀物食品のような便秘を直し予防するのを助ける食物について指導する

⑥ 患者に加工されていない小麦のぬかを食物に加えることを指導する。

⑦ 緩下薬と浣腸の濫用の危険について話し合う

⑧ 歩行できる患者に朝食前に1,6~3,2キロキビキビ歩行することを勧めたり、据え付けの自転車に乗ることを勧める。ベッドから離れることができない患者には、下肢挙上、腹部マッサージを実行することを勧める

 

 

理論的根拠

① 腹痛、胃拡張、便秘、満腹感の増強などの消化器症状は、病理学的問題を示す可能性がある

② 宿便は便秘を起こす可能性がある。下痢便をする患者は水分を失う。かたい便をする患者は脱水である可能性がある

③ これらのテクニックは食物や温かい水分を摂取することによって、しばしば始まる排便の衝動を引き起こす

④ 水分と運動は、排便を促進する。患者はカフェインを含んだ飲み物を飲むことを奨励されるべきでない。それはカフェインは膀胱刺激剤であり頻尿や尿失禁の原因になる。または陥らせる可能性があるからである

⑤ 食事に、繊維と高残渣物を追加することは規則的な排便にやくだつ

⑥ 小麦は食事にかさを加える高繊維食品である。そして排便を促す

⑦ 緩下薬の濫用は、栄養物の吸収を妨げる。浣腸は水分と電解質欠乏の原因となる

⑧ 自動、他動その両方の運動は腸蠕動を刺激することができる

患者目標

便秘を防ぐために食事療法の勧めにより一層従うことができる

 

 

参考資料:看護診断に基づく高齢者ケアプラン

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