高齢者ケア・脱水

高齢者ケア・脱水

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症状から見た高齢者ケア・脱水

高齢者は食欲不振、失禁や頻尿のために意識的に飲水を控えるなど水分量が不足しやすい

自覚症状が乏しいので脱水を起こしていることを気づかないことが多く、また脱水を起こしやすい疾患を持っている場合が多いので、高齢者は慢性脱水状態を考えて対処するほうが賢明である

舌の乾燥や皮膚の乾燥がみられる場合は、脱水を起こしていると考えられるので水分補給を心掛ける

何となく元気がない、意識がはっきりしない、落ち着きがない、微熱があるなどの症状が出ている時は急激に悪化することがあるので、脱水症状の早期発見に努めると同時にその発生を予防することが大切である

 

高齢者の脱水の原因

・水分摂取不足

・水分喪失の増加(発汗、下痢、嘔吐など)

・基礎疾患(脱水に陥りやすい疾患を持っている)

水分摂取不足の脱水が疑われる場合、飲水チェックして1日の水分摂取量を把握する。1日に一定量の水分をポットに入れて必要量を飲むように心がける

好きな飲み物を手元に置くなどして、いつでも水分補給できる工夫をするなどの予防対策が重要である

水分喪失による脱水で電解質のバランスが崩れている場合は、電解質のバランスを維持する飲食物を与えることが必要であり、医療関係者の支持を受けることが必要である

 

おもな症状

・水分欠乏性脱水:口渇、口腔の乾燥、尿量・体重の減少

・ナトリウム欠乏性脱水:頭痛、全身倦怠、食欲不振、脱力感、めまい

・混合性の脱水:口渇、全身倦怠感、脱力感、めまい、尿量減少

 

観察のポイント

①症状の観察

・水分欠乏性脱水:水分の摂取不足、水が飲めない、発熱などの有無7

・ナトリウム欠乏性脱水:下痢嘔吐の有無、大量の発汗や褥瘡・火傷などからの浸出液の流失。利尿剤の使用有無

②脱水の程度の観察

・飲水量、食事摂取量、摂取状況

・口渇、口腔粘膜の乾燥

・バイタルサイン(頻脈、血圧低下、発熱など)

・体重減少、尿量現象、無尿

・全身への影響、脱力感、活気のなさ、意識障害、不穏症状の有無

③高齢者に対する留意点

高齢者はわずかな水分不足でも脱水を起こしやすいうえ、口渇の訴えがないこと、飲水が自分では困難なこと、排尿への気兼ねから水分を制限してしまうことなどがある

脱水を起こしていても、もともと皮膚が乾燥傾向にある高齢者は症状が出にくいなどから早期発見が困難なため、重篤になる場合があるので十分に注意する(特に暑い夏に)

 

生活援助上の注意事項・留意点

①水分補給

・1日1500~2000mlの水分補給が必要である

・飲み物が手軽に摂取できるようにセットしておく

・一度の飲めない場合は回数を増や藍、頻回に与える

・水分を多く含む食べやすいものを与える

②水分塩分喪失の禁止

・環境調整(室温・体温の上昇による発刊の防止)

・寝具や衣類の調整

③皮膚粘膜の保護

・口腔の清潔

・皮膚の清潔

・陰部の清潔

④精神面の援助

・訴えをよく聞く

⑤救急処置

・急激に変化することがあるので、早めに医療関係者との連携を取っておく

 

 

 

参考資料:高齢者ケア

 

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