大腿骨頚部骨折・転子部骨折患者の看護計画

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大腿骨頚部骨折・転子部骨折患者の看護計画

共同問題

RC:脂肪塞栓症、静脈うっ血、血栓症、腓骨神経麻痺

看護目標

長期:合併症を発症させない

短期:合併症の兆候を早期に発見し予防する

OP

脂肪塞栓症

・点状出血斑、発熱、頻脈、呼吸困難、低酸素血症

静脈うっ血・血栓症

・下肢の浮腫、疼痛、圧痛

腓骨神経麻痺

・下腿外側面から足背のしびれ、痛み、知覚鈍麻、足関節と足趾の背屈

TP

静脈うっ血・血栓症

・下肢の弾性包帯固定、弾性ストッキング、下肢の挙上

腓骨神経麻痺

・適切な肢位調整

EP

静脈うっ血・血栓症

・足趾、足関節の屈曲運動を指導する

 

#1疼痛により安楽が得られない

看護診断 急性疼痛

関連因子:骨折

診断指標:合図や言葉による疼痛の訴え、睡眠障害、疼痛を避けるための体位付け

看護目標

長期:日常生活への影響が内容等宇通を管理できる

短期:1)睡眠できる

2)鎮痛の希望を伝えることができる

OP

・疼痛の部位や程度

・睡眠時間、食事摂取量、表情

・鎮痛処置の効果と副作用

TP

・薬物療法、肢位調整やクーリングを行う

EP

・疼痛増強時は看護師に知らせるよう説明する

 

#2突然の環境の変化、体動不能、床上安静によるせん妄の恐れがある

看護診断 急性混乱リスク状態

危険因子:睡眠覚醒周期の変動、60歳以上の高齢、疼痛、認知機能障害

看護目標

長期:せん妄が予防できる

短期:睡眠できる

OP

・表情や言動

・睡眠食事排泄の状況

TP

・身体的苦痛を緩和する

・入院前の習慣などを生かした環境整備やケア計画を立てる

・家族の協力を得ながらできるだけ落ちつける環境を作る

EP

・処置や日常生活援助の方法などについて、患者家族にわかりやすく説明する

 

 

#3手術への恐怖不安がある

看護診断 恐怖

関連因子:入院、病院での処置

診断指標:恐ろしいという訴え、心配だという訴え、食欲不振、警戒心の増大

看護目標

長期:手術に対する恐怖不安を家族や医療者に伝えることができ安心して治療が受けられる

短期:問題に対処しながら手術に臨むことができる

OP

・手術説明の理解の程度、表情や言動

TP

・患者家族の話を傾聴する

EP

・手術に関する前後の処置、手術までの流れなどについて、患者家族にわかりやすく説明する

 

 

#4疼痛・床上安静により自力で清潔行動をとることができない

看護診断 入浴セルフケア不足

関連因子:筋骨格系の障害疼痛

診断指標:浴室を利用できない、体を洗うことができない

看護目標

長期:全身の清潔を保持できる

短期:1)清潔保持のための援助をうけられる

2)安全な清潔行動を獲得することができる

OP

・皮膚症状

・清潔に関する習慣

・清潔に関連する上肢、姿勢保持、移動の機能

TP

・清拭、部分洗浄、先発を計画的あるいは状況に応じて行う

・機能回復の状態に応じ、安全な方法で清潔ケアできるように援助する

EP

・退院後の生活を想定し安全に入浴できるよう、安全確認の方法を指導する

 

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#5機能回復に応じた安全な移動手段が獲得できない

看護診断 非効果的自己健康管理

関連因子:治療計画の有益さに対する疑問

診断指標:疾患を管理したいと言葉に出す、危険因子を減少させる行動をとることができない

看護目標

長期:機能を生かした安全な移動方法を獲得できる

短期:1)離床時に看護師に知らせることができる

2)機能回復に応じた移動訓練ができる

OP

・移動に関連する機能

・移動機能と援助の必要性への理解

・患部の症状

TP

・環境を調整する

・幹部の除痛、クーリングなどの対処法

EP

・機能回復の状態に応じ、安全な移動方法を指導する

 

#6同一体位による褥瘡の恐れがある

看護診断 皮膚統合性障害リスク状態

危険因子:高齢、体動不能、骨の突出、湿度

看護目標

長期:褥瘡を予防できる

短期:清潔ケアと除圧が行える

OP

・仙骨部、踵部、肩甲骨部など骨突出部位の皮膚の発赤などの状況や痛みの部位

・栄養状態、体型、排せつ状況

TP

・受傷直後、床上安静開始時から積極的に除圧マットなどを用い除圧する

・不用意におむつを着用しない

EP

・床上安静中も健側の膝を立て腰を少し上げる仙骨部の除圧を指導する

 

 

参考資料:疾患別看護過程

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