便秘と便失禁の看護診断・便秘

便秘と便失禁の看護診断・便秘

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看護診断:運動不足と繊維質や水分の摂取不足に関連した便秘

看護目標

・ 運動し繊維質や水分の摂取を増すことにより正常な排便習慣を促進する

・ 宿便を評価し取り除く

・ 患者用に長期の整腸法を立案する

徴候と症状

腹部膨満と鼓張、腹部痙攣、尿失禁、過敏性と興奮、精神錯乱状態、乾燥し固くたまに出る便、排便時に過度に力む、不十分な便排泄、吐き気と嘔吐、食欲不振

看護介入

① 便通を記録し排便習慣について質問し直腸診を行って患者の排便パターンを評価する

② 痔核や痔ろうを評価する

③ 抑うつや痴呆を評価する。抑うつ患者に治療を受けさせ痴呆患者に対して排便習慣の練習を始める。排便習慣の練習は患者が朝食後にトイレに行くこと、排便に十分な時間をかけることなどを含む

④ 緩下剤やかん腸の使用パターンを含む、これまでの投薬内容を調べる

⑤ これまでの普段の毎日の食事内容を調べる

⑥ 指示によりコーラックなどの経口緩下薬を服用させる。もし72時間患者に便通がなかったり、直腸診で異常が無かったら、水分や繊維質をとる調整法を始める。患者が規則正しい排泄パターンを確立したら緩下薬を中止する

⑦ 毎日2500~3000mlの水分摂取を進め繊維質の多い食物をとるようにし、利尿効果のある食物や精製された麦や砂糖を控えるなどの、排便練習プログラムを始める

・ また毎日の食事にプルーンやプルーンジュースを加えることを勧める

・ もし可能ならば毎日の排便時間を一定に決め、差し込み便器を用いないようにする

・ 患者の個人的習慣やプライバシーを尊重する

・ もし適応があれば歩いたり椅子にきちんと座るよう勧める

・ 臥床患者には関節可動域運動、下肢挙上、腹部マッサージを行う

⑧ ベッドわきの室内用便器、トイレの拡張、足台など必要な身体的設備を整える

 

 

理論的根拠

① このような設備は潜在的な問題を確認し確実な便通調整プログラム立案の助けとなる。直腸診により直腸内の便を診断する

② 痔核や痔ろうは、排便時の痛みの原因となり意識的にあるいは無意識に排便を避ける原因となる可能性がある

③ 抑うつの患者はバスルームを使うエネルギーがなく、使う興味を持っていない可能性がある。そして腸管機能を管理する以前に治療が必要かもしれない。

痴呆の患者はいつどのようにバスルームを使用したか覚えていない、便意を感じない、欲求を介護者に伝えることができない、などの可能性がある

④ 抗コリン薬、麻薬薬、バルビタール、塩酸プロポキシフェン、トランキライザー、制酸薬などは便秘の原因となる。高齢者に多い緩下剤や浣腸の過剰使用は便秘を引き起こす

⑤ 高齢者は高度に精製され簡単に用意できる食物を食べているかもしれずこれらは繊維質の少ない食物である

⑥ 緩下薬は大腸内の障害をきれいにのぞくのを助ける。しかし長期の使用は習慣性になり便秘を減少させる。腸内細菌による繊維質の分解は大腸の運動を促進させる

⑦ 水分は便を柔らかく通過しやすく保つのを助ける

・ 繊維質はより容易に通過するような大きな便を作るのを助ける

・ しかし水分摂取の増加なしに繊維質を増やすと問題を著しく悪化させる

・ 利尿効果のある食物は身体の水分を減少させる

・ 一方精製された食物はほとんど便に形を与えない

・ プルーンジュースはたぶんマグネシウム塩を含んでいるため排便を引き起こす

・ そしてプルーンは比較的高繊維性食物である

・ 排泄時間を一定にすることは正常の排便を促す

・ 差し込み便器はもし患者が適当な位置で使用していないと不必要な緊張の原因となるとなる腹部の過伸展を引き起こす

・ 患者が差し込み便器を使用しているとき重力もまた便の通貨を防げる可能性がある

・ 腸管運動は活動的な患者や自動的あるいは他動的運動を行っている患者にのみ推進させる

⑧ 必要な設備は快適に排便させ排便練習を援助する

患者目標

・ 正常な排便パターンになることができる。けいれんや痛みや緊張なしに規則正しい間隔で形のある便を通過させることによって証明できる

・ 緩下剤、座薬、浣腸を用いずに便通を保つことができる

 

 

参考資料:看護診断に基づく高齢者看護ケアプラン

看護診断
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