アキレス腱の太さ・2センチ以上は危険!
遺伝性の高脂血症はアキレス腱の厚さでわかる
自分のアキレスけんの厚さを気にする人は、ほとんどいないでしょう
ところがアキレス腱が異常に厚いと、遺伝的に動脈硬化が進みやすい病気である可能性が高いのです
これは家族性高コレステロール血症といい、遺伝的にコレステロール値が下がらない病気です。心臓病になるリスクは健康な人の約13倍にも及ぶとされています
気を付けなくてはいけないのは、運動したり食生活を改善したりしてもコレステロール値が下がらないことです
そのためすぐに薬物療法を始めなければなりません
家族性高コレステロール血症のチェック方法
常に血液中のコレステロールが多いと、アキレス腱に蓄積され続け徐々に太くなってしまいます
① アキレス腱を横から見ると後ろに盛り上がっていて、本来あるはずのくぼみがない
② アキレス腱の厚さがセンチ以上ある
③ 悪玉であるLDLコレステロール値が180mg/dl以上である
④ 家族に冠動脈疾患を起こした人がいる
チェック項目に該当する方は早めに循環器内科を受診してください
危険な動脈硬化の早期発見と改善のポイント
動脈効果対策は食事や運動習慣の改善が基本です
しかし、遺伝性の家族性高コレステロール血症は生活習慣と関係なく、20~30代から高コレステロール状態が続きます
血圧の変動をチェックする
食前と食後、起立の前後に、左右の腕の血圧を測定します。それらの上の値の差が20mmlHg以上の場合は要注意です。循環器内科を受診してください
少し心拍数の上がる運動をする
動脈硬化改善には、心拍数が少し上がってドキドキする程度の有酸素運動が有効です。血流がよくなると血管を柔らかくする物質が血管壁から出るためです
短時間でも続けると効果的です
参考資料:ためしてガッテン