治療中でも、免許証の更新ができて良かった!
免許証の更新ができた夫
精神科の病気になってからは、夫が車の運転をするのは無理だと思っていました。
その頃は精神的に不安定であり、薬の内服のせいでいつ眠くなるかもわからなかったのです。
2年続けて4月と5月に入院したときには、春が待ち遠しくなくなりました。
去年の春は、薬の減少がなかったせいかもしれないけれど入院しなくて済みました。
夫は「もう治った。薬も飲まなくていいくらいだ」と言っています。
薬を飲んでいるお陰で、病気がよくなっていることを説明し、薬の内服は続けています。
夫も本心ではそのことを理解しているので、外来通院を継続しているのだと思います。
最近になりやっと「そろそろ運転してみようかな」と言い出すようになりました。
できることなら、車の運転はずっと私の仕事にしておきたいです。
そのほうが安心です。
けれども、夫だって少しは運転したいと思いますし、運転することで健康に自信が持ててますます病気がよくなるかもしれません。
ちょうど時期も時期で、運転免許の更新の時期になりました。
「せっかく持っているのだから免許の更新する」ということで、否定もできず更新に行きました。
症状もよくなっている
少し前までなら、1時間もじっと座っていることができませんでした。
足がむずむずして同じところで同じ姿勢でいることができなかったのです。
外来受診するときも、椅子に座ってじっと待っていることができずに廊下を散歩するなどしていました。
ところが最近では、3か月くらい前からムズムズ症状が軽減して、じっと同じ姿勢で座っていることができるようになったのです。
薬も変わっていないで、飲む薬は同じなのに不思議です。
心筋梗塞になって、その薬が加わることで体に変化が起きたのかもしれません。
それまでは昼間も疲れたといって眠ることが多かったのに、日中に昼寝することもなくなりました。
診断書が必要
「運転を控えるように言われたことがある」という項目に正直にチェックを入れました。
別の担当者に、詳しく病気のいきさつを話さなければなりませんでした。
その後、担当医の診断書が必要だということで、書類を渡されました。
「次回の外来日に担当医に渡してください」ということでした。
とりあえず、免許証は更新できるそうです。
視力の検査に引っ掛かりました。
眼鏡を持参していなかったせいもありますが、視力はだいぶ落ちているそうです。
今まで保有していた大型の免許はもらえませんでした。
私が持っているのと同じ、普通免許だけもらえるとのことでした。
夫は「申請による運転免許の取り消し通知書」という書類にサインをさせられました。
大型1種、中型2種の免許は取り消されました。
夫は嬉しそう
それでも夫は満足そうでした。
1時間もじっとして、講義を受けれたことに対する満足感があったのだと思います。
今までは座っていることができなかったので、映画も見に行けなかったのですから。
それに普通免許証で十分だと言っていました。
もう仕事をしていないのだから、そのような免許を使うこともないというのです。
車の運転はほとんど私がしていますが、免許証を保有していることだけでも、夫には満足なのだと思います。