定年後、人生の目標は?
退職した理由は?
退職した一番の理由は、夫の病気と老齢の母の世話のためでした。
2番目の理由は、ちょうど定年になったことです。
定年後も仕事を続けることはできました。
1年契約で、定年後も仕事を続けている人は少なくありません。
しかし正直私は仕事にも疲れていました。
年齢とともに忘れっぽくなり、ミスをする回数も増えてきたのです。
小さなミスならともかく、大きなミスを犯してからでは取り返しがつきません。
退職すべき年齢に来ているとも思いました。
夫の病気のことが気がかりだったことも事実です。
おかげさまで夫の病気は順調によくなりました。
今できていること
精神疾患のほかに心臓病も患いましたが、それもすこぶる順調に回復しています。
もちろん、薬はどちらも続けています。
薬の量がすごく多いので、薬の管理は私がしています。
朝昼晩と1週間分の薬を、大きな箱を用意して21に細かく区切って分けて置いておきます。
それを夫は取り出して飲んでいます。
母の病院の送迎や、地域の集まりの送迎もします。
夫の病院の送迎や散歩や運動を勧めたり、減塩食などの食事の支度もします。
人生の目的は何?
夫も母も私も元気なので感謝しています。
夫の病気も母の介助も必要なさそうなくらいに元気になったので、自分の人生について考えるようになりました。
それくらいに時間に余裕があって、多くのものに恵まれて幸せなのだと思います。
退職する前と同じように、また若い人と同じ仕事をこなそうとは思いません。
もちろん、家族のためにできることは一番にしていきます。
しかし、人のためにできることはないものかと最近考えます。
社会に貢献というのはおこがましいですが、自分ができる範囲でそのようなことをしてもよいのではと思うのです。
退職してからの私は、自分のことばかり考えていました。
自分のために何をしたらよいかということです。
仮に自分のために何かしても、喜びはそれほど大きくないような気がします。
まだ人生30年は残っています。
ぼんやりしていると、1日はあっという間に過ぎていきます。
自分にできることを探して模索中です。